2018年度工学院大学 第1部機械工学科

物理学E(Physics E)[2206]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

1単位
今枝 佑輔 非常勤講師  
最終更新日 : 2018/12/14

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
物理学C〜Fでは、「物理学A」および「物理学B」で学んだ、力学の諸概念と物理学の考え方をもとに、物理学の諸分野の基礎理論を概観する。物理学Eでは、振動・波動現象について紹介する。また、これらの学習を通じて、現実に起こる自然現象をどのようにモデル化し、数学的な方法を用いて記述していくかということを系統的に学び、後の工学系の専門科目を学習する際の基礎を築く。

<受講にあたっての前提条件>
1.「物理学A」および「物理学B」の内容を理解していること。
2.高校数学全範囲および「微分」・「積分」・「線形代数学A」・「線形代数学B」の内容を理解し、使えるようになっていること。

<具体的な到達目標>
1.振動現象を記述する方程式を立てることができる
2.減衰振動・強制振動など、様々な力のもとでの振動現象を計算することができる
3.連成振動の基本的性質について理解し、振動モードとはなにかを理解する
4.波動現象を記述する偏微分方程式を理解する

<授業計画及び準備学習>
初回授業の準備学習については、「物理学A」および「物理学B」の内容を復習しておくこと。
2回目以降の授業に関しては、その都度指定する。

1.単振動の復習
2.減衰振動と強制振動
3.連成振動
4.波動方程式
5.波動方程式の解とフーリエ変換
6.音波
7.学習の振り返り

<成績評価方法>
期末試験の成績をもとに理解度を評価する。Grade D以上を合格とする。

<教科書>
特になし

<参考書>
特に指定しないが、振動・波動に関する大学レベルのテキストは多く出版されているので、各自に合うものを見つけてほしい

<オフィスアワー>
【前期】水曜の1限〜2限、木曜と土曜の1限〜5限 八王子校舎 総合教育棟1W−332
【後期】火・水・金・土曜の1限〜5限 八王子校舎 総合教育棟1W−332
ただし、他の講義や実習・実験を担当している時間は不在となります。

メールでの問い合わせにも随時対応します。連絡先は:imaeda.kougakuin@gmail.com になります。

<学生へのメッセージ>
・授業中の、講義内容に関する質問は大歓迎です。むしろわからないことは積極的に質問して共に講義を作り上げていきましょう。「ここまではわかっていたのに、此処から先がわからなくなったのでもう一度説明して欲しい」というのも立派な質問の1つです。
・答えのみを追い求めるのでなく、どうしてその答えに到達したのか、他人にその思考過程を含め図を描いたり自分の言葉で説明できるようになりましょう。
・「物理学演習II」の前半で、本授業に関連する演習問題を扱うので、同時の受講を勧める。


ナンバリングはこちら
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2018 Kogakuin University. All Rights Reserved.