2018年度工学院大学 第1部機械工学科
○物理学E(Physics E)[2201]
1単位 進藤 哲央 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 物理学C〜Fでは、「物理学A」および「物理学B」で学んだ力学の諸概念と物理学の考え方をもとに,物理学の諸分野の基礎理論を概観する。物理学Eでは振動・波動現象について紹介する。また,これらの学習を通じて,現実に起こる自然現象をどのようにモデル化し,数学的な方法を用いて記述していくかということを系統的に学び,後の工学系の専門科目を学習する際の基礎を築く。
- <受講にあたっての前提条件>
- 「物理学A」および「物理学B」の内容を理解していること。
- 高校数学全範囲および「微分積分A,B」・「線形代数学A,B」の内容を理解し、使えるようになっていること。
- <具体的な到達目標>
- 振動現象を記述する方程式を立てることができる
- 減衰振動・強制振動など、様々な力のもとでの振動現象を計算することができる
- 連成振動の基本的性質について理解し、振動モードとはなにかを理解する
- 波動現象を記述する偏微分方程式を理解する
- <授業計画及び準備学習>
- 単振動
[準備学習]: 物理学A,Bで学んだ単振動について復習しておく。
- 減衰振動と強制振動
[準備学習]: 微分方程式の解き方を復習しておく。
- 連成振動
[準備学習]: 微分方程式の解法と単振動について復習しておく。
- 波動方程式
[準備学習]: 偏微分について復習しておく。
- 波動方程式の解とフーリエ変換
[準備学習]: 三角関数の性質を復習しておく。
- 音波
[準備学習]: 波の各種性質について復習しておく。
- 学習の振り返り
[準備学習]: これまでに学んだ内容を総復習する。
- <成績評価方法>
- 期末試験の成績をもとに理解度を評価する。Grade D以上を合格とする。
- <教科書>
- 指定教科書はない。適宜,プリントなどを使用する。
- <参考書>
- 特に指定しないが,振動・波動に関する大学レベルのテキストは多く出版されているので,各自に合うものを見つけてほしい。
いくつかの例を以下にあげる。
- <オフィスアワー>
- [1,2期]:火曜日5限
[3,4期]:火曜日4限 [場所]:八王子キャンパス 1S-323 メール(shindou@cc.kogakuin.ac.jp)などによる質問・相談にも随時対応する。
- <備 考>
- 「物理学演習II」の前半(3Q対応期間)に本授業に関連する演習問題を扱うので,同時に受講することを勧める。
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