2018年度工学院大学 第1部機械工学科

フランス語初級II(Basic French II)[1317]

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1単位
沼田 憲治 非常勤講師  
最終更新日 : 2018/12/14

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
この授業のねらいは、文法や語彙、発音の理解を深めながら、コミュニケーションのための基本表現をマスターすることによって、実践的なフランス語を身につけることである。

<受講にあたっての前提条件>
フランス語初級Tを履修していること。

<具体的な到達目標>
(1)道順を尋ねたり、希望を述べたりするなど、旅行で必要な実践的な会話ができる。
(2)現在・過去・未来を区別して、自分の行動や状態を相手に伝えることができる。
(3)文単位でコミュニケーションに必要な発音を身につける。
(4)11月実施のフランス語検定において、4級を合格、5級の場合は80点以上で合格することができる。さらに、授業終了時(1月)において、4級を80点以上で合格することができる。

<授業計画及び準備学習>
1. 夏休みの課題提出/前期の復習/時刻を尋ねる・答える
準備学習:夏休みの課題を仕上げてくる。
2. 天候について話す/何かを頼む・命令する/語彙(副詞)/発音(母音字のまとめ1)
準備学習:数字(1ー60)を復習しておく
3. 疑問詞のまとめ/動詞の活用のまとめ/同じ言葉を繰り返さないで言う(直接目的・間接目的)/単語テスト1/発音(母音字のまとめ2)
準備学習:プリントの単語(副詞)を覚えてくる。
4. 人称代名詞のまとめ/起床時間と就寝時間を言う。/可能・希望・義務の表現/前置詞のまとめ1/数字(60ー79)
準備学習:「誰々は誰々を愛している」と「誰々は誰々に電話する」という文をそれぞれ3つずつ作ってくる。
5. 未来のことを語る/二つのものを比べる/人を誘う/仏検受験対策テスト1/前置詞のまとめ2/助動詞のまとめ/語彙(動詞)/数字(80ー99)/発音(子音字のまとめ1)
準備学習:仏検の過去問(プリント)をやってくる。
6. 過去の出来事について話す1/過去分詞の作り方/仏検受験対策テスト2/前置詞のまとめ3/数字(100ー1000)/単語テスト2/発音(子音字のまとめ2)
準備学習:朝起きてから夜寝るまでの一日の日課を作ってくる。êtreとavoirの活用を復習しておく。プリントの単語(動詞)を覚えてくる。
7.過去の出来事について話す2/レストラン・店・ホテルでの会話/仏検受験対策テスト3/二桁の数字の聞き取り1/例文の書き取り・朗読
準備学習:第7回までの小テスト、単語テスト、仏検対策テストで間違ったところを復習しておく。
8. 仏検受験対策総まとめ/avoirを用いる慣用表現のまとめ/二桁の数字の聞き取り2/例文の書き取り・朗読
準備学習:プリントの仏検模擬試験を時間を計って解いておく。
9. 文と文を繋げる(単文から重文へ)/フランスの歴史・文化/発音のまとめ
準備学習:自分が生まれた年を示す文を作ってくる。
10.過去の状態や習慣を言う/同じ言葉を繰り返さないで言う(中性代名詞)/例文の朗読/書き取り練習1
準備学習:第6回で作った日課を過去の文に直しておく。
11. 道順を尋ねる・答える/文と文を繋げる(単文から複文へ)/例文の朗読/書き取り練習2/数字の復習1
準備学習:半過去・複合過去・現在の3つの時制を使って、「以前は〜だった。しかし、○○があって、今は〜だ」という文を作ってくる。
12. 位置関係を表わす/例文の朗読/フランスの地理/書き取り練習2/数字の復習2
準備学習:過去のある一日について日記を書く。
13. フランスの最新事情/書き取り練習3
準備学習:第12回までの授業を教科書・ノートを使って復習し、疑問点をまとめておく。
14. 学習内容の振り返り
準備学習:定期試験で分からなかった問題の正解を考えておく。

<成績評価方法>
まずは、授業計14回全てに出席することが成績評価の大前提となる。
その上で、以下のような評価割合となる。
1 期末試験(70%)、2 小テスト(10%)、4 宿題・レポート(10%)、5 授業への参加具合(10%)
期末試験は、定期試験期間中に実施する。
仏検5級もしくは4級を受験した人は、合否にかかわらず、成績評価の際にさらに加点する。

<教科書>
『新・フェリシタシオン/Toutes mes félicitations!』(久松健一著、駿河台出版社)定価2500円。

<参考書>
仏和辞典は、紙の辞書であればプチ・ロワイヤル仏和辞典(旺文社)、ディコ仏和辞典(白水社)を、電子辞書ならばプチ・ロワイヤル仏和辞典(旺文社)、クラウン仏和辞典(三省堂)を勧める。ただし、必ずしも最初から必要なわけではないので、授業時に詳しく指示する。

<オフィスアワー>
授業終了後、教場にて。事前にメールで連絡を入れることが望ましい。

<学生へのメッセージ>
初級Uは、仏検5級、あるいは4級を積極的に受験することが求められる。
まずは、初級Tで覚えた文法、語彙、発音をしっかりと復習し、さらなる知識を積み上げるための土台を固めることが重要である。初級T同様、付属のCDを大いに活用してフランス語の音を日常的に耳に入れ、自らも大きな声で、自信を持って発音すること。教科書の練習問題やプリント・過去問を通して、理解を確認すること。ノートの重要性はさらにアップする。文法・語彙のレベルが高い基本例文が多くなるので、初級T以上に書く作業に力を入れ、フランス語の文を組み立てることに注意を払って欲しい。
折にふれフランスの文化・最新事情の紹介も行うので、普段から自分のアンテナを広げフランス的なものに対する関心を深めて欲しい。

<備 考>
発音指導や学生同士のアクティヴィテを重視するため、最大履修人数は40名とする。これを超過した場合は、抽選等の方法による履修制限を行なう。


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