2017年度工学院大学 教職課程科目
栽 培(Plant Cultivation)[9702]
2単位 垣内 仁 非常勤講師
- <授業のねらい>
- 栽培植物の種類や環境要因、栽培管理について基本的なことを学び実習することにより、栽培に関する基礎的な知識と栽培管理方法を身に付ける。
- <受講にあたっての前提条件>
- 中学理科レベルの生物に関する知識は最低限必要。
高校生物の植物や生態系に関する部分を理解していることが望ましい。
- <具体的な到達目標>
- 講義からの知識と実習での体験により、栽培する作物の育成計画を立て、実際に作物の栽培ができるようになることを目標とする。
- <授業計画及び準備学習>
- 座学および演習
1. ガイダンス,栽培実験 (新宿校舎) 2. 栽培とは 生態系の中の植物とその栽培 (新宿校舎) 3. 作物の分類 (新宿校舎) 4. 作物の体の構造 (新宿校舎) 5. 作物の生理・生態1 光合成と呼吸(新宿校舎) 6. 作物の生理・生態2 発芽〜栄養成長(新宿校舎) 7. 作物の生理・生態3 生殖成長(新宿校舎) 8. 作物と栽培環境1 光,温度,空気(新宿校舎) 9 作物と栽培環境2 土壌環境と肥料(新宿校舎) 10. 病害虫とその防除 (新宿校舎) 11. 雑草とその防除 (新宿校舎) 12. 栽培管理1 施肥と耕起(新宿校舎) 13. 栽培管理2 播種・移植,水管理(新宿校舎) 14. 栽培管理3 収穫,ポストハーベスト(新宿校舎) 15. 栽培計画 (新宿校舎)
実習 1.栽培管理の基礎 (東京農業大学 世田谷キャンパス) 2.栽培管理の基礎 (神奈川県厚木市内 圃場) 3.実際の栽培現場 (神奈川県厚木市内 圃場)
<準備学習> この講義の基礎知識として、中学校理科における「植物」の単元の内容は最低限必要です。また、高校「生物」の特に植物や生態系に関する部分を理解しておくと講義内容が分かりやすくなります。 予習、復習は講義中に配布する資料および各自のノートを中心におこなってください。併せて下記参考書の特に1を参照すると理解が深まります。
<栽培実験及び実習> 新宿校舎で講義期間中に栽培実験を行います。また、東京農業大学世田谷キャンパスおよび神奈川県厚木市内において実習を行います。これらについてレポートを作成してもらいます。
- <成績評価方法>
- 実習態度およびレポートなどを総合して100点満点で評価し、60点以上を合格とします。なお、1/3以上欠席したり、レポートを未提出の場合は評価の対象とはしません。
- <教科書>
- 特に定めない。講義の際に資料を配布する。
- <参考書>
- 1.作物の生育と環境 西尾・古在・奥・中筋・沖 共編 農文協(2000)
2.栽培学 森田・大門・阿部 編著 朝倉書店(2006) 3.環境と農業 西尾・守山・松本 共編 農文協(2003) 4.学校園の栽培便利帳 日本農業教育学会編 農文協(2002)
- <オフィスアワー>
- 特に定めません(普段は工学院大学内にいません)。講義および実習日に遠慮なく相談してください。
集中講義期間外はメールで応じます(j3kakiuc@nodai.ac.jp)。
- <学生へのメッセージ>
- 植物も我々同様に生きものです。愛情を持って接することが最も大切です。
- <備 考>
- 実習についての詳細は初回の講義でお知らせします。
学外実習の日程は天候、圃場条件、受講者の都合等を考慮して講義期間中に決定します。 農作業をできる服、汚れてもよい靴や帽子(真夏に屋外で実習します)、軍手は各自準備しておいて下さい。
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