2017年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科

知的財産権法(Intellectual Property Laws)[4T01]

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2単位
福田 伸一 非常勤講師  
最終更新日 : 2018/09/28

<授業のねらい>
身近であるにもかかわらず、案外、その存在や重要性が知られていない知的財産権全般について、幅広い知識を習得すること。
社会人として、例えば企業で研究開発に従事するに際して避けて通ることができない知的財産権(特に特許制度)との関わりについて、最低限必要とされる知識を習得すること。

<受講にあたっての前提条件>
特になし

<具体的な到達目標>
社会人として、最低限必要な知的財産に関する基礎的な知識を習得できる。
特に開発に携わる研究者として、主に特許法の体系や固有の制度を正確に理解できる。
企業の海外展開に対応するのに必要な条約を理解できる。
特許のみならず、様々な知的財産について理解できる。

<授業計画及び準備学習>
第1回
社会生活と知的財産との関係について/知的財産の種類と概要について
* 身近にある知的財産、企業活動における知的財産の重要性を学ぶ
* 知的財産基本法に規定される「知的財産」、「知的財産権」について、各々の概要を学ぶ
準備学習
特許庁・知的財産戦略本部・経済産業省・農林水産省・文化庁HPで知的財産の概略を予習しておくこと

第2回
特許法
* 特許法の目的、発明、出願から登録に至る流れ、権利の性格、権利侵害、その他固有の制度を学ぶ
準備学習
特許庁HPで特許制度の概要を予習しておくこと

第3回
意匠法/商標法
* 意匠法の目的、創作、出願から登録に至る流れ、権利の性格、権利侵害、その他固有の制度を学ぶ
* 商標法の目的、商標、出願から登録に至る流れ、権利の性格、権利侵害、その他固有の制度を学ぶ
準備学習
特許庁HPで両制度の概要を予習しておくこと

第4回
著作権法/不正競争防止法/種苗法
* 各法の目的、固有の制度を学ぶ
* 特許権に代表される産業財産権との相違を学ぶ
準備学習
文化庁・経済産業省・農林水産省HPで各法の概要を予習しておくこと

第5回
国際性(各種条約)
* 知的財産権に関連する国際条約を学ぶ
* 自国のみならず他国において、例えば特許権を取得することの意義を学ぶ
準備学習
特許庁HPで、主に産業財産権に関連する国際条約の概要を予習しておくこと

第6回
特許調査/学習効果確認(授業内試験)
* 特許調査の必要性、手法を学ぶ
準備学習
工業所有権情報研修館内のJ-PLATPATで調査手法の概要を予習しておくこと
学習効果確認に備え、これまでの授業内容を確認しておくこと

<成績評価方法>
第6回の学習効果確認(授業内試験)に基づいて知的財産権に関する習熟程度を判断し、成績評価する。

<教科書>
プリント等を用いるため指定教科書無し

<参考書>
『知的財産管理技能検定3級公式テキスト』(知的財産教育協会編、出版:株式会社アップロード)

<オフィスアワー>
メールにより随時受け付ける(アドレス:shin@fukudapatent.jp)


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