2017年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科

社会思想A(Social Thoughts A)[3T02]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
勝田 由美 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/09/28

<授業のねらい>
西洋社会における近代思想の形成と発展をたどり、それを手がかりとして現代日本社会の問題を考える。

<受講にあたっての前提条件>
授業の3割程度は「西洋近代史」的な内容になります。
 受講の際には、自分に世界史に対する関心がどのくらいあるかを考えてみてください。

<具体的な到達目標>
西洋における「自由」「平等」理念の形成過程を理解することができる。

<授業計画及び準備学習>
(授業計画) 
第1回   理念としての「近代」社会
 準備学習:「近代社会」について検索をかけて調べてくる

第2回   「近代」の成立
        −ルネッサンスと宗教改革−
 準備学習:「ルネッサンス」「宗教改革」について、高校世界史の教科書を復習しておく。
      教科書がない場合にはこれらの語を検索して調べておく

第3回   自然状態と自然法
        (ホッブスの思想1)
 準備学習:「絶対王政」について検索をかけてくる 

第4回   契約による社会の成立
        (ホッブスの思想2)  
 準備学習:「自然法」について検索をかけてくる

第5回   基本的人権の思想
        (ロックの思想1)
 準備学習:「ホッブス」「ロック」の二語で検索をかけてくる

第6回   国家設立の目的
        (ロックの思想2)
 準備学習:「名誉革命」で検索をかけてくる

第7回   議会政治の思想
        (ロックの思想3)
 準備学習:「ジョン・ロック」「啓蒙思想」で検索をかけてくる
 
第8回   抵抗権と革命権
        (ロックの思想4)
 準備学習:「革命権」「抵抗権」で検索をかけてくる

第9回  国家からの自由と国家への自由
        (ルソーの思想1)

 準備学習:「フランス」「啓蒙思想」で検索をかけてくる
 
第10回  国民主権の概念
        (ルソーの思想2)
 準備学習:「ルソー」「国民主権」で検索をかけてくる
 
第11回  民主主義と独裁
        (ルソーの思想3)
 準備学習:「全体主義」で検索をかけてくる

第12回  民主主義と政治的自由
        (ミルの思想1)  
 準備学習:「イギリス」「経験論」で検索をかけてくる

第13回  多数者の専制とは
        (ミルの思想2)
 準備学習:「チャーティスト運動」で検索をかけてくる

第14回  現代政治の問題
  準備学習: 「立憲主義」や「国会」の軽視がなぜ問題にされるのか、自分なりに考えておく。 

第15回  学習内容の振り返り
 準備学習 配布資料やノートに目を通し、漢字や語句、内容の不明な点を
     再度調べておく

<成績評価方法>
授業にきちんと出席した者に、学期末の筆記試験またはレポートを評価して(100%)単位を認める。2014年度以前の入学者には60点以上の者、2015年度以降の入学者についてはGradeD以上の者を合格とする。

<教科書>
なし

<参考書>
なし

<オフィスアワー>
水曜日17時〜17時50分 27階国際キャリア教育科研究室(2713)にて

<学生へのメッセージ>
遠い昔のヨーロッパでの話が、最初は自分と縁遠いように感じるかもしれません。
しかし、それらは現代日本の意識や社会の根底を形作っているものでもあります。


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