2017年度工学院大学 先進工学部機械理工学科

日本語表現演習(Japanese Proficiency)[3B27]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

1単位
小田 玲子 非常勤講師  
最終更新日 : 2018/09/28

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
社会人、職業人として求められる文章表現技量を身につける。特に理系学生として、欧米の大学の同種の授業で言うところのexpositoryな文章を書く力をつける。明晰な文章の基本は、具体性と細部へのこだわりにあることを体得する。課題図書の輪読をもとに他の見方に触れることによって自ら問いを立て、探究するスタイルを経験し、生涯にわたる学び方を学ぶ。

<受講にあたっての前提条件>
特になし

<具体的な到達目標>
●(個別)テーマに着眼し、観察し、複数の資料を読み、自分なりの結論を論理的に述べることができる。
●(個別)テーマの自分なりの結論について、討論などの触媒を経て「改訂」することができる。
●個別テーマを常に着想し、観察し、読み込み、思索(吟味)し、書くという学びの習慣をつける。
●文章技法上の基本的技術を身につける。

<授業計画及び準備学習>
第1回 オリエンテーション(「Myポートフォリオ」の作り方など)と「学びのカルテ」の作成。輪読する『錯覚の科学』の発表担当箇所の決定。
第2回 共通テーマ(参考資料は、機械理工との関連で、ふさわしいものを選抜して提示)で小論文の作成。輪読書の担当箇所をレジュメで発表(3、4名)と討論・まとめの文章執筆。
第3回 共通テーマ(同上)で小論文の作成。輪読書の担当箇所をレジュメ作成のうえ発表(3、4名)と討論・まとめの文章執筆。
第4回 共通テーマ(同上)で小論文の作成。輪読書の担当箇所をレジュメ作成のうえ発表(3、4名)と討論・まとめの文章執筆。
第5回 共通テーマ(同上)で小論文の作成。輪読書の担当箇所をレジュメ作成のうえ発表(3、4名)と討論・まとめの文章執筆。
第6回 観察編で小論文の作成。輪読書の担当箇所をレジュメ作成のうえ発表(3、4名)と討論・まとめの文章執筆。
第7回 観察編で小論文の作成。輪読書の担当箇所をレジュメ作成のうえ発表(3、4名)と討論・まとめの文章執筆。前半学習内容の振り返り。
第8回 思索(吟味)編で小論文の作成。輪読書の担当箇所をレジュメで発表(3、4名)と討論・まとめの文章執筆。
第9回 思索(吟味)編で小論文の作成。輪読書の担当箇所をレジュメで発表(3、4名)と討論・まとめの文章執筆。
第10回 Myテーマの決定。輪読書の担当箇所をレジュメで発表(3、4名)と討論・まとめの文章執筆。
第11回 Myテーマでパラグラフライティング。輪読書の担当箇所をレジュメで発表(3、4名)と討論・まとめの文章執筆。
第12回 Myテーマでパラグラフライティング。
第13回 Myテーマで改訂版の執筆。
第14回 Myテーマで改訂版を提出。(授業内試験として最終レポートを提出。)

<成績評価方法>
ポートフォリオ40点、毎回の文章作品40点、個別テーマによる最終論文改訂版を20点とし、合計60点以上を合格とする。評価ルーブリックは、「具体性」「論理性」「改訂度」である。

<教科書>
指定教科書なし。

<参考書>
クリストファー・チャブリス、ダニエル・シモンズ著『錯覚の科学』文春文庫

<オフィスアワー>
火曜日 10時〜15時 八王子図書館内ラーニング・コモンズ
水曜日 1限の授業終了後〜12時 新宿校舎講師室

<学生へのメッセージ>
大学生活の中心とも言える「文章を書く」ことですが、本授業ではいったんレポートや卒業論文のことを離れて、より根源的な「物の見方」「細部へのこだわり」を実習をしましょう。きっと多くの発見があるはずです。

<備 考>
先進工学部機械理工学科3年生の学籍番号後半クラスが受講対象です。


ナンバリングはこちら
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2017 Kogakuin University. All Rights Reserved.