2017年度工学院大学 先進工学部応用物理学科

応用物理実験II(Experiments in Applied Physics II)[5H18]

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2単位
山口 智広 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
永井 裕己 准教授  
疋田 光孝 非常勤講師  [ 教員業績  JP  EN ]
杉野 俊子 非常勤講師  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/09/28

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
本実験科目では、応用物理学実験Iで習得した基礎実験知識を基に、物理現象の理解を深め、更に高度な実験技術を習得することを目標とする。実験では、物理現象の把握とコンピュータを用いた計測・制御、あらゆる現象の解析で必須のフーリエ変換、主に光の性質を利用する物性分野、光ファイバーに代表される光学分野、アナログおよびディジタル回路を用いた電子工学分野について学ぶ。

<受講にあたっての前提条件>
1年次および2年次の必修科目は修得していることが望ましい。

<具体的な到達目標>
本実験科目では、応用物理学実験Tで学んだ電子工学(電気と磁気)、光学(波)、計測制御(コンピュータ活用)の3分野に関わる基礎実験知識を基に、より高度な実験技術を修得する。また、各分野の密接なかかわりについても理解を深める。

<授業計画及び準備学習>
第1回 ガイダンス
第2回から第13回の講義で下記12の実験テーマ(レポートの書き方に関する演習含む)について扱う。
 1. 四端子抵抗測定と直流/交流の実験
 2. コンピュータ計測 1 ― LabVIEWの基本特性
 3. コンピュータ計測 2 ― FFT周波数解析
 4. コンピュータ計測 3 ― フィルタリングと実信号の対応
 5. 光電変換素子の特性評価
 6. 反射率の偏光依存性の測定
 7. 物質の光吸収係数の測定
 8. トランジスタ回路(静/動特性)
 9. アナログ(オペアンプ)回路
 10. 発振回路
 11. 光ファイバの伝送特性(超音波による疑似的評価)
 12. レポートの書き方に関する演習
第14回 レポート添削・補習実験日
準備学習: 次週の実験内容をA4用紙2ページに要約したものを実験日に提出してもらう。

<成績評価方法>
実験中の(実験実施に関する)評価およびレポート課題によって到達目標に照らして、6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し、D以上の者に単位を認める。

<教科書>
実験指導書(配布)

<参考書>
とくにないが、実験指導書に参考文献として挙げてある書物を参考にすること。

<オフィスアワー>
第4限終了後、17:30〜18:30(弱電実験室にて。実験中にその旨伝えておくこと。)

<学生へのメッセージ>
実験器具の使い方、レポートの書き方等、実験Tを踏まえて一段上のレベルを求めることになりますので、実験Tで学んだことを思い出して実験に臨んでください。


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