2017年度工学院大学 先進工学部応用物理学科

歴史学B(History B)[1H30]

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2単位
塚本 剛 非常勤講師  
最終更新日 : 2018/09/28

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
現代世界の諸問題を歴史的に捉える見方を学び、世界史的な視点から多面的に思考する力を身に付ける。また、過去に学ぶことの意義を理解する。

<受講にあたっての前提条件>
特に無し。但し高校で世界史は履修していることを前提に講義するので、もし理解できない場合は直ちに質問して欲しい。

<具体的な到達目標>
1.歴史的な視点で、ものごとを考えることの重要性を理解できる。
2.自分の意見や疑問を、分かりやすく文章にまとめることができる。
3.自分で調べたこと、考えたことを、伝えるコミュニケーション能力を修徳することができる。

<授業計画及び準備学習>
第1週 [ガイダンス]授業方針・内容について説明。試験の答え方を学ぶ。ここでの注意に則らないと受験して長々解答しても単位が認定されない場合があるので注意すること。
      準備学習:シラバスをきちんと読んでおくこと。
第2週 [「歴史」とは何か]歴史認識や歴史学とは何かということについて学ぶ。
      準備学習:
第3週 [歴史学と考古学]歴史学と考古学との関係について学ぶ。
      準備学習:上記に同じ。
第4週 [歴史認識とは何か(その1)]様々な歴史的視点から歴史観の本質とあり方について学ぶ。フィロソフィーとヒストリー、空間と時間について考察する。
      準備学習:上記に同じ。
第5週 [歴史認識とは何か(その2)]同上。
      準備学習:上記に同じ。
第6週 [歴史認識とは何か(その3)]同上。
      準備学習:上記に同じ。
第7週 [歴史認識とは何か(その4)]同上。
      準備学習:上記に同じ。
第8週 [科学と歴史認識(その1)]科学はどう認識されてきたか、その問題点について学ぶ。
      準備学習:上記に同じ。
第9週 [科学と歴史認識(その2)]科学技術と歴史との関係について学ぶ。
      準備学習:上記に同じ。
第10週 [科学と歴史認識(その3)]同上。
      準備学習:上記に同じ。  
第11週 [比較文化史]比較というアプローチで現代世界を歴史的な観点から考えることの有用性を学ぶ。
      準備学習:授業ノートの整理・復習を行うこと。
第12週 [文学と歴史]文学と歴史との関係について考える。
      準備学習:課題レポートを完成させてくること。
第13週 [フォークロアと歴史]民俗学と歴史学との関係について学ぶ。
      準備学習:前回の授業の復習を行うこと。
第14週 授業内試験。
      準備学習:授業ノートの整理・復習を行うこと。
 
*なお、受講生の興味の方向性ヴィヴィッドに合わせるため、適宜授業内容を変更することがあるので、了解されたい。

<成績評価方法>
授業内試験である。授業にきちんと出席することが、まず大前提である。学期末の筆記試験(80点満点)と平常点(20点満点)で総合的に評価し、60点以上の者を合格とする。(2015年度以降入学の学生については、GradeD以上を合格とする。)試験は講義内容の要点が不足なくまとめられていれば60点、論証が不十分だが良い視点を提示したら70点、妥当な論拠をもとに自らの見解が論証できていれば80点としている。平常点は講義における姿勢を総合的に勘案する。

<教科書>
使用しない。授業に必要な資料は、プリントで配布する。

<参考書>
『世界史の誕生』 岡田英弘 1992年 筑摩ライブラリー

<オフィスアワー>
授業の前後の休み時間、教員室もしくは教室で。

<学生へのメッセージ>
良好な授業環境の保持にご協力下さい。授業の進行を妨げる者には単位を与えないので留意するように。
最近講義内容やテーマに則っていない解答が少しずつ増えてきています。例えば第2次世界大戦の歴史的意義について講義して、歴史的意義を解答せよという問題で、関係のない戦争の経緯や戦闘の内容を事典類で調べていかに詳述しようとも、主旨が違うので合格点は出せません。また講義に反論するのも自由ですが、単位認定している学生が当然しているように定評のある資料や論文をエビデンスとしてあげて下さい。これらの学問的手続きを無視して、反証もあげずに無駄に紙面を尽くした妄想を反論と称してつくられた答案については当然単位認定しません。学問的手続きは最低限度の学問的姿勢です。一部の心ない学生のためこの様なことを書かなくてはならないのが遺憾です。


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