2017年度工学院大学 先進工学部応用物理学科

現代物理学(Modern Physics)[2D29]

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1単位
進藤 哲央 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/09/28

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
現代の物理学はその精密化および巨大化とともに,数学・化学や生物学など,他分野との境界が徐々に曖昧になっている。したがって,幅広い視野を持って科学全体を眺めることが理解の深化にもつながる。本講義では,我々人類の宇宙への理解を概観したのち,特に素粒子物理学や宇宙物理学に焦点を当てて最前線の物理学をトピックス的に学んでいく。

<受講にあたっての前提条件>
特にないが、物理学1および2程度の知識は予告なく使用する。

<具体的な到達目標>
  • 自然科学の性質や役割について,自分の言葉で説明できる。
  • ローレンツ変換、質量とエネルギーの等価性を理解できる。
  • 原子、原子核、さらにより基本的な素粒子の性質を理解できる。
  • 宇宙進化の歴史について説明できる。

<授業計画及び準備学習>
  1. 科学とは何だろうか
    準備学習:「自然科学」の定義を自分で考えてみること
  2. 人類の宇宙観
    準備学習:宇宙を理解することは生活に役立つか?考えてくること
  3. 落体の法則と惑星運動の法則〜自然の統一的理解を目指して
    準備学習:力学の復習をしておくこと
  4. 時空の性質 -- 相対論,4次元の時空,E=mc2
    準備学習 平面幾何の復習しておくこと
  5. 物質の根源 -- 素粒子標準模型
    準備学習:クォークとレプトンについて調べておくこと
  6. 宇宙の歴史
    準備学習:現在定説となっている宇宙の始まりや歴史について,その問題点とともに調べておくこと
  7. 振り返り
<成績評価方法>
授業中に課す課題レポートにより評価する。

<教科書>
特に指定しない。

<参考書>
宇宙物理関係や素粒子物理関係の入門的な書物は多数あるので図書館を活用して自分に合ったものを探してもらいたい。

<オフィスアワー>
[1,2期]:火曜日5限
[3,4期]:火曜日4限
[場所]:八王子キャンパス 1S-323
メール(shindou@cc.kogakuin.ac.jp)などによる質問・相談にも随時対応する。

<学生へのメッセージ>
興味のある分野,テーマについて主体的かつ積極的に勉強してください。勉強の方法や読むべき本,より進んだ内容についての相談にも喜んで乗ります。


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