2017年度工学院大学 先進工学部環境化学科

分離工学(Separation Processes)[3E24]

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2単位
中尾 真一 特任教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/09/28

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
分離プロセスは、化学産業はもとより、食品産業や医薬品産業、環境関連産業やエネルギー産業など、多くの産業のキープロセスとして幅広く使われています。分離プロセスのキーテクノロジーは分離技術です。
 分離工学では、実用的な分離技術を選び、工学体系として系統的に学びます。工学では原理を理解すると同時に、設計も重要です。簡単な分離装置の設計法についても学びます。また、理解を助けるために、適宜演習も行います。

<受講にあたっての前提条件>
物理化学I、II、移動現象、移動現象演習を履修していることが望ましい。また、分離工学及粉粒体工学演習を並行して履修すること。

<具体的な到達目標>
以下を最低限の到達目標とする。
物質移動の原理を理解し、物質移動量が計算できる。
ガス吸収法の原理を理解し、吸収装置の設計ができる。
蒸留法の原理を理解し、蒸留塔の設計ができる。

<授業計画及び準備学習>
1.いろいろな分離技術
準備学習:分離工学のシラバスを読む
2.物質収支,エネルギー収支
準備学習:ノート等を参照し、前回までの内容をよく理解する
3.物質移動の基礎,エネルギー移動の基礎
準備学習:ノート等を参照し、前回までの内容をよく理解する
4.ヘンリーの法則、二重境膜
準備学習:ノート等を参照し、前回までの内容をよく理解する
5.ガス吸収(1)
準備学習:ノート等を参照し、前回までの内容をよく理解する
6.ガス吸収(2)
準備学習:ノート等を参照し、前回までの内容をよく理解する
7.中間試験
準備学習:ノート等を参照し、前回までの内容をよく理解する
8.ラウールの法則、気液平衡
準備学習:物理化学IIを復習し、ラウールの法則、活量、活量係数をよく理解する
9.単蒸留(1)
準備学習:ノート等を参照し、前回までの内容をよく理解する
10.単蒸留(2)
準備学習:ノート等を参照し、前回までの内容をよく理解する
11.多段蒸留(1)
準備学習:ノート等を参照し、前回までの内容をよく理解する
12.多段蒸留(2)
準備学習:ノート等を参照し、前回までの内容をよく理解する
13.多段蒸留(3)
準備学習:ノート等を参照し、前回までの内容をよく理解する
14.学習内容の振り返り
準備:今まで行った講義の内容を再度復習しておくこと。

<成績評価方法>
到達目標に達しているかを中間試験と期末試験で評価し、2回の試験の平均点で評価します。成績はA+(100〜95点)、A(94〜85点、B(84〜75点)、C(74〜65点)、D(64〜55点)、F(55〜)で評価し、A+、A、B、C、Dを合格とする。

<教科書>
特に指定しない。試料をwebで配信する。

<参考書>
特に指定しない。

<オフィスアワー>
毎週水曜日 5限 19階1973号室

<学生へのメッセージ>
分離工学演習を同時に受講することを勧める。


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