2017年度工学院大学 先進工学部応用化学科

応用化学実験A(Applied Chemistry Laboratory A)[5E29]

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1単位
小林 元康 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
伊藤 雄三 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
川井 忠智 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
山口 和男 講師  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/09/28

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
我々の生活を支えるために重要な材料である有機高分子(ポリマー)を重合反応により合成し、生成物の高分子反応、反応機構、低分子有機化合物とは異なる特徴について学ぶ。

<受講にあたっての前提条件>
化学基礎実験(1年次)、有機化学実験(2年次)を受講していることが望ましい。
初回ガイダンスにて受講における注意事項を説明するので必ず出席すること。

<具体的な到達目標>
有機合成反応および高分子の重合反応の実験技術を習熟する。FTIRの基礎及び測定を習熟する。

<授業計画及び準備学習>
めがね、薬サジ、ミクロスパチュラを準備しておくこと。
持参しなかった者には受講を認めない。
実験課題は「有機合成実験」「高分子合成実験」の2つに大別される。
「有機合成実験」では
1週目:カルコンの合成、
2週目:NMRによる分析
3週目:アゾ染料の合成
を実施する。また、「高分子合成実験」では
1週目:酢酸ビニルのラジカル重合
2週目:ポリ酢酸ビニルの加水分解
3週目:FTIR測定および解析
を行う。

<成績評価方法>
出席状況、予習(実験ノート)、実験技術(態度)を総合的に判断し、60点以上の者に単位を認める。出席状況が悪い者、レポート未提出の者は単位を認定しない。

<教科書>
Kuportにアップロードされている「応用化学実験」テキストをダウンロードして使用すること。

<参考書>
「マクマリー有機化学概説 第6版」、東京化学同人、ISBN978-4-8079-0662-8
「高分子化学」西久保忠臣、オーム社 ISBN978-4-274-21000-6

<オフィスアワー>
金曜日16:00〜17:00 A2066室
伊藤、川井、小林、山口いずれかの教員が対応する。

<学生へのメッセージ>
実験にあたっては、テキストに書いてある通り機械的に実験してレポートを書くというのではなく、記述されている実験の内容について、自分で必要な試料・器具・手順を考えて、問題点がないかどうかを確認したのち、実験ノートに記入し、当日の実験に備えることが必要である。また実験における諸注意を守り、事故を起こさぬように注意しなければならない。危険性のある試薬等を扱う場合は安全メガネ(またはメガネ)をかけることが必要である。


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