2017年度工学院大学 先進工学部応用化学科
有機化学演習(Practice of OrganicChemistr y)[2G34]
1単位 山口 和男 講師 [ 教員業績 JP EN ] 安井 英子 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 有機化学反応機構を描くためのルールを学び、基本的な反応の反応機構を示すことができるようになること。
- <受講にあたっての前提条件>
- 有機化学Iおよび有機化学 IIの内容を理解していること。
- <具体的な到達目標>
- 反応機構とは、有機化学反応がどのように進行するのかを、巻矢印を用いて表したものである。反応は新しい結合の生成と、結合の切断から成る。結合は、電子対によって作られている。すなわち、分子のどこに結合をつくることができる電子対があるのかを見極められるようにする。次に、分子のどこが電子対を受け入れることができるのかを見極める。これらを修得し、基本的な反応機構を示すことができるようになることを目指す。
- <授業計画及び準備学習>
- 【ハイブリッド留学中】
下記の授業計画「1.」〜「11.」に対し、教科書@「有機化学」ワークブックおよび教科書A「有機反応機構」ワークブックの該当するページを熟読して問題を解き、レポートにまとめる。レポートは帰国後の集中講義初回時に提出する。
【帰国後】 提出されたレポート(授業中の課題に相当)を考慮しながら、下記の授業計画で集中講義(3日間)および試験(期末試験に相当)を行う。なお、日程は該当者に対して、追って連絡する。
1.ルイス構造式 @p1〜15 2.酸塩基反応 Ap1〜8 3.共鳴法 @p17〜30 4.シグマ結合の切断と生成 @p31〜37 5.置換反応・脱離反応 Ap17〜23 6.アルケン・アルキンへの付加反応 @p43〜44、p47〜48 Ap24〜26 7.芳香族求電子置換反応 @p45〜46 Ap28〜30 8.カルボニル基への付加反応1 @p38〜42 9.カルボニル基への付加反応2 Ap9〜16 10.エノールとエノラートイオンの反応1 @p51〜56 11.エノールとエノラートイオンの反応2 Ap31〜41 12.全体を振り返る 13.学習成果の確認(試験) 14.講評
- <成績評価方法>
- 演習であるので、全ての回に出席することが単位修得に必須である。
(初回に他の講義に出た場合には、演習の単位は認めない。) 成績は、テキストの提出(1割)、期末テスト(8割)、授業の取り組み態度(1割)で評価する。 テキストを購入していない者は評価しない。
- <教科書>
- @「有機化学」ワークブック 丸善出版 奥山格
A「有機反応機構」ワークブック 丸善出版 奥山格 上記二冊の問題集を使用する。必ず購入すること。
- <参考書>
- マクマリー 有機化学概説(東京化学同人)
マクマリー 有機化学(上、中、下)(東京化学同人) ブルース 有機化学(上、下)(化学同人)
- <オフィスアワー>
- 安井:金曜日4限 17−306号室
山口:火曜日9:00〜13:00(5号館5-201号室)
- <学生へのメッセージ>
- 有機化学の基本を理解すれば、きっと有機化学が好きになります。
- <備 考>
- ハイブリッド留学から帰国後に集中講義(3日間)および試験(期末試験に相当)を行う。
日程は、該当者に対して、追って通知する。
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