2017年度工学院大学 先進工学部応用化学科
△政治学A(Political Science A)[1K47]
2単位 松尾 隆佑 非常勤講師
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ◎ | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 国家や社会の基本構造である政治制度に関する基礎知識を習得し、日本の政治過程における特徴を理解するとともに、民主政治を担う一人の市民として、より望ましい政治のあり方を自分なりに考察する視角を身につけること。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特になし。
- <具体的な到達目標>
- 1)自由民主主義体制における主要な政治制度および政治アクターと、それらの基本的な機能を説明できるようになること。
2)日本政治の特徴を、個別の政策課題と結びつけて整理できるようになること。 3)自らの関心や立場への認識を深め、何が重要な政治課題・政策課題であり、何が望ましい解決策であるかを考察できるようになること。
- <授業計画及び準備学習>
- 下記の計画に従い、講義形式で授業を行なう(ただし、授業の進捗や研究の進展、社会情勢等を考慮して、計画は変更される場合がある)。講義にあたっては、必要に応じて配布資料や投影資料を用いる。
第1回:導入(講義の進め方、政治とは何か) 第2回:政治体制と民主政治 第3回:選挙と参加 第4回:政党と代表 第5回:議会と立法 第6回:リーダーと執政 第7回:官僚と行政 第8回:司法と立憲主義 第9回:地方自治と分権 第10回:外交と安全保障 第11回:利益集団と社会運動 第12回:市民社会とガバナンス 第13回:まとめ 第14回:学習内容の振り返り
毎回の授業後に要点を自分なりに整理し、準備学習として次の授業前に見返すよう心がけること。さらに、関心に応じて下記の参考書も読むことを推奨する。
- <成績評価方法>
- 期末試験により、上記の到達目標の達成度合いを評価する。評価基準の詳しい説明や、評価方法・評価基準に変更がある場合の案内は、授業内で行なう。
- <教科書>
- 指定教科書なし。
- <参考書>
- 各回の内容に応じた参考書を授業内で紹介する。政治学および日本政治に関する標準的テキストとしては、以下がある。
・砂原庸介ほか『政治学の第一歩』(有斐閣ストゥディア、2015年) ・久米郁男ほか『政治学』補訂版(有斐閣、2011年) ・飯尾潤『日本の統治構造』(中公新書、2007年)
- <オフィスアワー>
- 講義に関する質問等は、授業前後に教室内で対応するほか、電子メールでも受け付ける。その他の授業運営に関する事項は、初回の授業内で言及する。
- <学生へのメッセージ>
- あなたが政治を好きか嫌いかにかかわらず、社会のなかで生きる限り、決して政治から逃れることはできません。自分が政治とどのような距離感で付き合っていけばよいかを見定めるため、基礎的な知識と考える材料を得るつもりで講義に参加するとよいでしょう。
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