2017年度工学院大学 先進工学部生命化学科

有機化学V(Organic Chemistry V)[4H37]

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2単位
南雲 紳史 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/09/28

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
有機化学基礎、有機化学T〜Vで学んできたことを土台とし、アルコール、エーテル、アミン類などの性質や反応性を学ぶ。後半では、しばしば天然物・医薬品合成の鍵工程として利用される転位反応について学ぶ。

<受講にあたっての前提条件>
有機化学T〜Vの単位が取得されていることが望ましい。
これらの中で不合格科目がある場合は、その部分は良く復習しておくこと。

<具体的な到達目標>
アルコール・フェノール・エーテル化合物の性質や反応性を説明できる。
アミン化合物の性質や反応性を説明できる。
各種転位反応を説明できる。

<授業計画及び準備学習>
1.ケトン・アルデヒドの反応
  (教科書9、11章を予習しておくこと)
2.カルボン酸誘導体の反応
  (教科書10、11章を予習しておくこと)
3.アルコール・フェノールの水素結合、酸性度
  (教科書8章1節から3節を予習しておくこと)
4.アルコールの合成と反応、フェノールの合成と反応
  (教科書8章4節から6節を予習しておくこと)
5.エーテルの合成と反応
  (教科書8章7節から9節を予習しておくこと)
6.アミンの構造と性質および塩基性度
  (教科書12章1節から3節を予習しておくこと)
7.アミンの合成
  (教科書12章4節を予習しておくこと)
8.アミンの反応
  (教科書12章5節を予習しておくこと)
9.カチオン経由の転位反応
  (配布プリントを予習しておくこと)
10.カルベン・ナイトレン経由の転位反応
  (配布プリントを予習しておくこと)
11.アニオン経由の転位反応
  (配布プリントを予習しておくこと)
12.フロンティア軌道とその関連反応
  (配布プリントを予習しておくこと)
13.シグマトロピー転位反応
  (配布プリントを予習しておくこと)
14.学習内容の振り返り(総合問題を通して)

<成績評価方法>
授業に全開講数の2/3以上出席することが成績評価の前提。
試験期間に学期末試験を実施し、講義中におこなう演習問題の内容を最大10%(合格点に対する)まで加味する。
A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。
試験は定期試験期間に実施する

<教科書>
マクマリー有機化学概説(東京化学同人)

<参考書>
ウォーレン有機化学(上、下)(東京化学同人)

<オフィスアワー>
火曜日13時30分〜19時 20階2068号室

<学生へのメッセージ>
オフィスアワーの時間に、問題演習を計画している。積極的に参加して、理解を深めてほしい。


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