2017年度工学院大学 情報学部
情報数学演習II(Exercises in Information Mathematics II)[5217]
1単位 福田 一帆 准教授 鈴木 幸太郎 非常勤講師 苗村 昌秀 非常勤講師 長嶋 祐二 教授 [ 教員業績 JP EN ] 岡田 康義 非常勤講師
- <授業のねらい>
- 情報数学演習IIでは,情報数学3,4の授業の理解度を高め,実戦力を養うために,与えられた演習問題の解法の修得を目指します.
- <受講にあたっての前提条件>
- 情報数学1,2,情報数学演習Iの単位をすべて修得している者に限り受講可能とします.情報数学演習IIの受講にあたり必ず情報数学3または情報数学4もあわせて受講してください.
リピート履修の場合も,情報数学3または情報数学4もあわせて受講することを必須とします.
- <具体的な到達目標>
- 情報学への数学の応用として,RSA暗号およびフーリエ級数へ至るプロセスとその背景にある整数論,数列,無限級数について理解することを目指します.また,関係する定理の証明・演習問題の解法を修得することを目標とします.
- <授業計画及び準備学習>
- 以下の計画にしたがい,情報数学3,4の講義内容にあわせた演習問題の解法を学びます.準備学習として毎回の講義範囲の情報数学3,4の資料やノートを熟読しておくこと,第2回以降は前回の演習問題を解き直して授業ノートに解答を作成してくることを必須とします.
*各回の括弧内は情報数学3及び4との対応を表します. 1. 最小公倍数と最大公約数に関する演習問題を解く(3-1) 2. ユークリッドの互除法に関する演習問題を解く(3-2) 3. 一次不定方程式に関する演習問題を解く(3-3) 4. 合同式に関する演習問題を解く(3-4) 5. 素数,フェルマーの小定理に関する演習問題を解く(3-5) 6. RSA暗号に関する演習問題を解く(3-6) 7. 前半の学習内容の振り返り(3-7) 8. 数列に関する演習問題を解く(4-1) 9. 数列の収束に関する演習問題を解く(4-2) 10. 無限級数に関する演習問題を解く(4-3) 11. 無限級数の収束判定法に関する演習問題を解く(4-4) 12. べき級数に関する演習問題を解く(4-5) 13. フーリエ級数に関する演習問題を解く(4-6) 14. 学習内容の振り返り(4-7)
- <成績評価方法>
- 演習問題に対する解答内容(ア)と同一期間の「情報数学3」「情報数学4」の期末試験結果(イ)によって,到達目標に照らして6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し,D以上の者に単位を認めます.
評価割合は「(ア):(イ) =1:2」です.ただし,(ア)と(イ)それぞれに合格の必要条件の設定があります. 情報数学3,4がいずれも合格した時点で,本科目も合格(単位取得)となります.
- <教科書>
- 教科書の指定はありません.授業資料を配布します.
- <参考書>
- 参考書の指定はありません.整数論と級数論の入門書を参考としてください.
- <オフィスアワー>
- 長嶋:授業後に教室で質問等を受け付けます.また,八王子校舎5号館505号室でも質問を受け付けます.
その他の教員:授業の後に教室にて質問を受け付けます.
- <学生へのメッセージ>
- 講義を通して自分で問題を解き解決する力を身につけてください.
数学は基礎からの積み重ねが必要な学問です.高校の数学に自信のない学生は,本講義の受講前に必ず学習支援センターに相談してください.ただし,講義の内容に関する質問は学習支援センターでなく,担当教員にしてください.
ナンバリングはこちら
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2017 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|