2017年度工学院大学 情報学部システム数理学科

情報ネットワーク概論(k)[1K32]

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2単位
石橋 圭介 非常勤講師  
最終更新日 : 2018/09/28

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
情報ネットワークの技術史について簡単に触れた後,最も重要なネットワークであるインターネットについて,その技術を体系的に概説し,その後インターネットの設計・運用管理に関わる諸技術について概説する.

<受講にあたっての前提条件>
特になし.

<具体的な到達目標>
情報ネットワークに関する基本的な知識と技術を習得することを目標とする.特にインターネットによってWebページが閲覧できる仕組み,メールをやり取りできる仕組みを理解するとともに,将来的にネットワーク設計・運用を担う場合の基礎的な考え方を身につける.

<授業計画及び準備学習>
1. イントロダクション,情報ネットワークの歴史と種類(アナログ/デジタル,有線/無線,電話/インターネット)
2. レイヤリングの考え方及び物理層
レイヤリングの考え方及び物理レイヤにおける符号化方式について理解する
3. データリンク層
Ethrenet,無線LANに代表されるデータリンク層の技術について理解する
4. ネットワーク層その1
ネットワーク層,特にIPによるアドレッシングの仕組みについて理解する
5. ネットワーク層その2
ネットワーク層,特にIPによるルーティングの仕組みについて理解する
6. トランスポート層
トランスポート層,特にTCPによるフロー制御・輻輳制御の仕組みについて理解する
7. アプリケーションその1
アプリケーション層,特にWeb技術について理解する
8. アプリケーションその2
アプリケーション層,特にP2Pファイル共有技術について理解する
9. ネットワーク設計
ネットワーク設計,特に容量設計・トポロジ設計について理解する
10. ネットワーク制御その1
ネットワーク制御,特に負荷分散について理解する
11. ネットワーク制御その2
ネットワーク制御,特に経路制御,優先制御について理解する
12. ネットワーク性能・障害管理
ネットワークの性能管理技術について理解する
13. ネットワークセキュリティ管理
ネットワークの代表的攻撃手法及びセキュリティ対策・管理技術について理解する
14. 学習内容の振り返り

<成績評価方法>
定期試験と第8回に課すレポートによる100点評価で行う. 配点の内訳は下記の通りとする.
・定期試験(A):100点満点で定期試験期間中に行う.再試験・追試験は行わない
・レポート(B):100点満点で第8回終了後に課す.
評価点:A*8/10 + B * 2/10
評価点によって,成績をA+からFの6段階に評価,60点以上のA〜Dを合格とする.

<教科書>
レジュメを配布する.

<参考書>
アンドリュー・S・タネンバウム, “コンピュータネットワーク 第5版,” 日経BP社, 2013年

<オフィスアワー>
授業の前後講師控室にて質問を受け付ける.もしくはメールにて質問をうけつける.


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