2017年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

感性科学(Kansei Science)[0337]

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2単位
吉岡 聖美 非常勤講師  
最終更新日 : 2018/09/28

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
感性科学の中でも特に感性デザインに関する専門知識を学び、デザインと人とのインタラクションに関わる感性評価を理解して新たなデザイン企画を考える。
1.感性デザインに関わる情報の特徴を理解できる
2.感性デザインに関わる感性インタラクションを把握できる
3.感性デザインに関わる研究プロセスを実践的に理解できる

<受講にあたっての前提条件>
1.統計学を履修したことが望ましい
2.グループワークに必要な共同作業ができること

<具体的な到達目標>
1.感性デザインにおける基礎知識の習得、および現状の理解、問題点の把握ができる
2.問題点の把握・理解に基づき、定量的・定性的な分析・評価ができる
3.定量的・定性的な分析・評価に基づいた新しい企画・提案のプロセスを実践できる
4.グループ作業能力、コミュニケーション能力を向上できる

<授業計画及び準備学習>
1.講義内容の説明、感性とはなにか
この講義は知識の解説と個人およびグループによる実践的な演習によって構成されることを説明する。
感性について解説し、感性に関わる研究事例を紹介する。

2.感性と感性工学
感性および感性工学について解説する。
準備学習:知識の中の感性および感性工学に関する事象を把握する。

3.感性科学と感性デザイン、感性インタラクション
感性科学および感性デザイン、感性インタラクションに関して解説する。
準備学習:知識の中の感性科学および感性デザイン、感性インタラクションに関する事象を把握する。

4.デザイン、感性デザインとはなにか
身の回りのデザインに目を向けて、感性科学の視点から読み解く。
準備学習:身の回りのデザインに関する事象を感性科学の視点で把握する。

5.デザイン発想と感性科学
身の回りのデザインから、デザイン企画の背景となる課題について感性科学の視点から解説する。
準備学習:身の回りのデザインに関する背景を感性科学の視点で把握する。

6.演習課題T
身の回りのデザインに目を向けて、感性科学の視点で課題を見つけて解決策を考察する。
準備学習:身の回りのデザインから、デザインの発想法を理解する。

7.デザイン要素と感性科学
課題を解決するためのデザイン要素について感性科学の視点から解説する。
準備学習:感性デザインに関わる課題と解決策についてディスカッションする。

8.演習課題U
身の回りのデザインに目を向けて、課題を解決するデザイン要素を考察する。
準備学習:身の回りにあるデザインについて、課題の解決に関わるデザイン要素を理解する。

9.デザインに関わる感性評価と定量化T
デザインに関わる心理評価について解説する。
準備学習:デザイン要素に関する感性評価についてディスカッションする。

10.デザインプロセスと感性科学
デザイン企画のプロセスについて解説する。
準備学習:感性デザインに関わる心理評価についてディスカッションする。

11.演習課題V
身の回りのデザインに目を向けて、デザインプロセスに必要な感性評価について考察する。
準備学習:デザインプロセスに必要な感性評価の手法を理解する。

12.デザインに関わる感性評価と定量化U
デザインに関わる生理評価について解説する。
準備学習:デザインプロセスにおける感性評価の役割についてディスカッションする。

13.感性デザインによる課題抽出
身の回りにある課題を分析、評価するためのパラメータを抽出する。
準備学習:デザインに関わる感性評価を理解し、デザイン企画のためのパラメータを考察する。

14.感性デザインによる企画提案
身の回りにある課題を解決するためのデザイン企画を提案する。
準備学習:課題の分析、評価に基づくデザイン企画を考える。授業全体の振り返り。

<成績評価方法>
個人およびグループ単位の課題、最終レポート課題による100点評価を行う。60点以上で合格とする。
1.個人およびグループ単位の課題の提出は最終レポート採点の条件とする
2.最終レポートは100点満点で採点する

<教科書>
指定教科書なし

<参考書>
PRODUCT DESIGN 商品開発に関わるすべての人へ(日本インダストリアルデザイナー協会、ワークスコーポレーション)

<オフィスアワー>
講義終了後に講義室にて実施する


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