2017年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
科学技術シミュレーション(Simulation in Science and Technology)[2E20]
2単位 飛松 敬二郎 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 科学技術においてコンピュータシミュレーションを用いた解析・設計は必要不可欠な技術である。本講義では、問題解法に必要な数学知識を学び、数理モデルに基づいてコンピュータシミュレーションを実施する方法、得られたデータを集計して解析する方法、結果を図示する方法、コンピュータ上の実験結果を取り込んだ報告書の作成方法を学ぶ。
- <受講にあたっての前提条件>
- 微分積分、線形代数、確率論の基礎知識および手続き型プログラミング言語(C、C++、VB、VBA、JAVA、JavaScriptなどの言語)を用いたプログラミングの知識
- <具体的な到達目標>
- 科学技術シミュレーションに必要不可欠である数学知識を身につけ、具体的問題を解くための数理モデルとその解法およびデータ解析手法、コンピュータシミュレーションへの実装のノウハウを学ぶ。これらを習得することでシミュレーション研究の方法を身につけ、数学的な思考力の向上に資するコンピュータの利用技術を獲得する。
- <授業計画及び準備学習>
- 以下の内容を予定している。別のテーマを扱う場合は授業の中で説明する。準備学習や復習内容については、必要に応じて授業内で説明する。
1. コンピュータの利用によるシミュレーション技術の概要 2. コンピュータを用いたデータの集計と整理 3. 数理モデルとシミュレーション 4. 補間法 5. 数値積分法 6. 微分方程式の数値解法 7. システマティック法とモンテカルロ法 8. 擬似乱数(一様分布の確率変数)と乱数の検定法 9. ベルヌーイ試行と幾何分布の確率変数 10. ポアッソン分布の確率変数 11. 実例による物理法則の再現 12. コンピュータ上の実験結果の整理 13. コンピュータによる実験結果を取り込んだ報告書の作成 14. 学習内容の振り返り
- <成績評価方法>
- 課題レポート1つと期末試験を概ね1:1の割合で採点する。
到達目標に照らして、6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し、D以上の者に単位を認める。
授業への出席を前提とする。 レポートおよび試験答案は返却しない。コピーと見られるプログラムやレポートが2つ以上ある場合、 それらのレポートの全てを採点から除外する。
- <教科書>
- 指定教科書なし。
資料はKuportからダウンロードしてください。
- <参考書>
- 指定参考書なし。
- <オフィスアワー>
- 月曜2時限、八王子校舎 1E-306 研究室
および授業前後の時間帯に、新宿校舎12階講師室または教室において質問を受けます。 上記以外の場合は、大学の個人IDの電子メールアドレスから ct10519 [at] ns.kogakuin.ac.jp(飛松)まで電子メールで連絡してください。
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