2017年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
○コンピュータ科学実験(k)[5G18]
2単位 浅野 太 教授 [ 教員業績 JP EN ] 小野 諭 教授 [ 教員業績 JP EN ] 中島 弘史 教授 [ 教員業績 JP EN ] 藤井 昭宏 准教授 [ 教員業績 JP EN ] 小西 克巳 非常勤講師 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 音声処理、画像処理、アセンブラ、組み込みシステム、ネットワークとセキュリティの実験を通して、1年次で修得した講義内容が、実際に世の中でどのように使われているかを、体験的に学習する。
- <受講にあたっての前提条件>
- 1年次に受講したコンピュータ関連の講義内容をよく復習しておくこと。
- <具体的な到達目標>
- 毎回の実験目標を達成し、その結果をレポートにまとめることとする。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. ガイダンス
実験の内容、目的などについて説明する。また担当教員、TAの紹介を行う。実験(1),(2)の説明、レポート作成の指導を行う。
2. (1)音声合成 コンピュータによる音や歌声の合成技術を学習する。具体的には,ソフトウェアシンセサイザによる音の合成やVOCALOID3を用いた歌声の合成を行う。
3.(2)音声分析 音楽や音声,歌声などをパソコンに取り込み、その音を波形で確認する。さらに周波数領域への変換処理を行い周波数スペクトルについて理解する。
4. レポート指導・再実験 実験(3),(4),(5),(6)の説明、レポート作成の指導、再実験を行う。
5.(3)画像情報処理I 画像データの基礎的な処理方法をプログラミングを通して学ぶ。ディジタルカメラで撮影した画像をMATLABで加工するプログラミング を作成し、実験を行う。
6.(4)画像情報処理II 画像データの応用的な処理方法をプログラミングを通して学ぶ。
7.(5)アセンブラ I 機械語(アセンブラ)に触れ、コンピュータの動作を理解する。CASL(アセンブラ)を使って基礎的なプログラムを作成し、評価する。 高級言語(Cなど)のプログラムがコンパイルされ、コンピュータを動作させるために、最終的にどのように処理されているかを理解する。
8.(6)アセンブラ I I CASL(アセンブラ)を使って、応用的なプログラムを作成し、評価する。
9. レポート指導・再実験 実験(7),(8),(9),(10)の説明、レポート作成の指導、再実験を行う。
10.(7)Arduinoによる組込み制御 I 組み込み制御の基本手順を理解する。デジタル・アナログ入力、信号の処理、デジタル出力、PWM(Pulse Width Modulation)出力の基本を学び、Arduinoを用いて基礎的なハードウェアとソフトウェアを設計、製作する。
11.(8)Arduinoによる組込み制御 I I デジタル・アナログ入力、信号の処理、デジタル出力、PWM(Pulse Width Modulation)出力について、Arduinoを用いて応用的なハードウェアとソフトウェアを設計、製作する。
12.(9)通信基礎 ネットワークを構成する機器とその仕組み、動作について学習する。ルータを用いたLANの構築および流れているパケットの表示を行う。
13.(10)通信応用(セキュアシステム) 現在のWebサービスなどのセキュリティ基盤を学ぶ。統合認証サービス、およびそれに関連したDNSおよびDHCPなどのネットワーク基本サービスの構築と測定を行う。
14.学習内容の振り返り 実験した内容の修得状況を確認する
- <成績評価方法>
- 成績は、実験の実施、および実験レポートで行う。到達目標に照らして,6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で 評価し,D以上の者に単位を認める.
- <教科書>
- あらかじめ用意している「実験テキスト」を事前にダウンロードしておくこと
- <参考書>
- コンピュータ関係の図書。多数あるので各自が十分理解できるものを選んで自習しておくこと。
- <オフィスアワー>
- 授業に関しての質問は、浅野まで。月曜日 13:40-14:40 (新宿校舎 A-2313)
各実験の質問は、担当教員へ。
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