デジタル電子回路（k）[3N15]

＜学位授与の方針＞

○	1. 基礎知識の習得
◎	2. 専門分野知識の習得
	3. 汎用的問題解決技能
	4. 道徳的態度と社会性

＜授業のねらい＞

デジタル情報社会の根幹となるディジタル回路の基本を習得することを目的とする。基本論理回路の半導体素子による回路実現から始め、実用回路を設計しながらデジタル回路の実現手法に関する理解を深めていく。さらに、メモリやインターフェイス回路等のデジタルデバイスの基本動作について理解を深めていく。

＜受講にあたっての前提条件＞

「論理回路」を履修し理解を深めておくこと。
また、「アナログ電子回路Ｉ」を並行して履修していることが望ましい。

＜具体的な到達目標＞

・半導体素子による基本論理素子の回路実現手法を理解。
・組合せ論理回路および演算回路の実現方法を理解。
・フリップフロップによる順序回路の実現手法を理解。
・各種デジタルデバイスの基本動作を理解。

＜授業計画及び準備学習＞

授業計画：
　教科書に沿って講義を進めます。一部、資料を使って説明します。

　１．論理回路の復習、トランジスタ動作。
　２．論理素子の回路実現
　３．ＣＭＯＳ回路と電気的特性
　４．組合せ論理回路の応用
　５．演算器（１）
　６．演算器（２）
　７．講義前半の学習成果の確認
　８．フリップフロップ応用回路（１）
　９．フリップフロップ応用回路（２）
１０．メモリ
１１．PLD/FPGA
１２．インターフェイス回路（１）
１３．インターフェイス回路（２）
１４． 学習内容の振り返り

準備学習：
　講義に該当する箇所をよく読んで、疑問点を整理しておくこと。

＜成績評価方法＞

中間試験（４０％）と学期末試験（６０％）によって評価する。

＜教科書＞

「ディジタル電子回路」大類重範著　日本理工出版会

＜参考書＞

「わかりやすい論理回路」三堀　邦彦他著　コロナ社　他

＜オフィスアワー＞

質問等は、授業後の教室で受け付けます。

＜学生へのメッセージ＞

ディジタル情報化社会の根幹を担っているディジタル回路について理解を深め、身近にある電子機器がどのような原理で動いているかについて興味を持ってほしい。