2017年度工学院大学 建築学部建築デザイン学科

建築ディテール(Architectural Working Detail)[3E15]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
西森 陸雄 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
冨永 祥子 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/09/28

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
「神は細部に宿る」とは、モダニズムの巨匠ミース・ファン・デル・ローエの残した有名な言葉である。人間の営みを包み込み、かつ都市の景観を構成する大きな建築も、そのプロポーションや美しさの原点は、実はディテールにある。多くの建築家が創意工夫をしてきた建築のディテールを学び、ディテールの重要性に対する理解を深めることを目標とする。

<受講にあたっての前提条件>
特になし

<具体的な到達目標>
建築/インテリアを構成するかたちの理由を理解できるようになる。 
求められる機能や材料の特質、そして施工の合理性などを理解した上で、「デザイン」を形にするための手法について、基礎的な知識を身につける。
トレース課題を体験することで、それらのディテールを図面で書く場合のルールを理解する。

<授業計画及び準備学習>
最初の数回では建築ディテールの基礎を学ぶ。木造、鉄骨造、RC造などの構造別、又は矩計図、平面詳細図などの図面の種類などについて解説する。その後は具体的な建築作品のディテールを例に部位ごとのディテールについて学び、デザインの工夫や納まりの工夫を理解する。

担当教員:西森陸雄教授
1、建築におけるディテールの役割
  復習:身近にある気になる建築ディテールの写真を10枚撮影し、コメントをつけてレポートにする。
2、矩計図/平面詳細図の読み方
  復習:配布資料の読み直し
3、木造建築のディテール
  復習:配布資料の読み直し
4、RC造建築のディテール/トレース課題1出題
  復習:配布資料の読み直し
5、鉄骨造建築のディテール
復習:配布資料の読み直し
6、屋根のディテール
  復習:配布資料の読み直し
7、ファサードのディテール/トレース課題1提出
  復習:配布資料の読み直し

授業単横:冨永祥子教授
8、開口部のディテール@
復習:復習:配布資料の読み直し
9、開口部のディテールA
復習:配布資料の読み直し
10、階段・手摺のディテール@
復習:配布資料の読み直し
11、階段・手摺のディテールA/レポート課題1出題
復習:配布資料の読み直し
12、家具のディテール
  復習:配布資料の読み直し
13、照明のディテールA
  復習:配布資料の読み直し
14、授業の振り返り/トレース課題2提出

<成績評価方法>
出席点40点満点、課題点合計60点満点。合計60点以上で合格とする。
出席点は4回以上欠席した場合、1回の欠席について3点減点。
理解度を勘案して上記点数をグレードポイントに換算する。

<教科書>
特になし

<参考書>
毎回の授業では、授業で使用する図面から主要なものを数枚配布する。配布資料はキューポートを通じて配布を予定している。各自ダウンロードし、印刷して持参すること。それらの資料は各自ファイルでまとめて保管すること。

<オフィスアワー>
毎週金曜日16:00〜17:00 新宿キャパス0912研究室

<備 考>
トレース課題は配布された図面を、ダブルトレース(厚いトレーシングペーパー)にインキング(製図用専用ペンを使用)でトレースする。トレースする線の「意味」を理解しながらトレースすること。


ナンバリングはこちら
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2017 Kogakuin University. All Rights Reserved.