2017年度工学院大学 建築学部建築デザイン学科
建築意匠論(Theory of Design in Architecture)[3E14]
2単位 澤岡 清秀 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 多くの建築家たちが何をきっかけにコンセプトを立て、それをどう展開してデザインしたかを学び、また背景にある考え方を知る。そうすることで、建築デザインの幅広い可能性を修得でき、自分の設計手法を見直し、新たな可能性を探るてがかりを得ることができる。
- <受講にあたっての前提条件>
- 西洋建築史、日本建築史を履修修了し、同時に近代建築史を受講していること。
- <具体的な到達目標>
- (1)建築デザインの基礎となる用語や概念を整理し、古今東西の名建築からその実例を見ることで理解を深める。(2)建築デザインにおいて欠かせない3つの手がかり(場所・プログラム・コンテクスト)について、20世紀の代表的な作品実例の検証から、理解を深めることができる。(3)主として1960年代以降に展開されてきた建築デザインのテーマを、代表的な建築家の作品実例を通して理解できる。
- <授業計画及び準備学習>
- (1)空間
(2)形態 (3)経験 (4)コンテクストとプログラム (5)コンテクストと空間構成 (6)プログラムと機能 (7)プログラムの読み方:ワークプレイス (8)機械の美学 (9)光の詩学 (10)ミニマリズム (11)カルロ・スカルパ:記憶と時間 (12)フランク・ゲーリー:建築の身体・皮膜と被い (13)ペーター・ツムトー:アトモスフェア (14)予備:授業の振り返り
- <成績評価方法>
- 定期試験と中間レポートの評価を按分して最終評価とする。60点以上で合格とする。定期試験は定期試験期間内に行う。成績はGPAで行う。
- <教科書>
- 毎回、授業の理解を助けるための参考資料「memo」をKuportの教材配布欄にアップロードします。それを必ず授業に先立って各自でダウンロードして授業に持参してください。
- <参考書>
- (1)ウィリアム.J.R.カーティス著「近代建築の系譜ー1900年以後」(上・下巻)五島朋子等訳、SDライブラリー
(2)H.F. マルグレイヴ著「近代建築理論全史 1673-1968」加藤耕一訳、丸善出版 このほかに、毎回、授業の「memo」に参考文献リストを付ける。
- <オフィスアワー>
- 水曜日 13:00〜14:00 場所:2677室(研究室)
- <学生へのメッセージ>
- 建築設計で壁にあたったときに、発想のヒントになるはずです。質問があるときはどんどん聞きに来てください。
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