2017年度工学院大学 建築学部建築デザイン学科

建築意匠論(Theory of Design in Architecture)[3E14]

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2単位
澤岡 清秀 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/09/28

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
多くの建築家たちが何をきっかけにコンセプトを立て、それをどう展開してデザインしたかを学び、また背景にある考え方を知る。そうすることで、建築デザインの幅広い可能性を修得でき、自分の設計手法を見直し、新たな可能性を探るてがかりを得ることができる。

<受講にあたっての前提条件>
西洋建築史、日本建築史を履修修了し、同時に近代建築史を受講していること。

<具体的な到達目標>
(1)建築デザインの基礎となる用語や概念を整理し、古今東西の名建築からその実例を見ることで理解を深める。(2)建築デザインにおいて欠かせない3つの手がかり(場所・プログラム・コンテクスト)について、20世紀の代表的な作品実例の検証から、理解を深めることができる。(3)主として1960年代以降に展開されてきた建築デザインのテーマを、代表的な建築家の作品実例を通して理解できる。

<授業計画及び準備学習>
(1)空間
(2)形態
(3)経験
(4)コンテクストとプログラム
(5)コンテクストと空間構成
(6)プログラムと機能
(7)プログラムの読み方:ワークプレイス
(8)機械の美学
(9)光の詩学
(10)ミニマリズム
(11)カルロ・スカルパ:記憶と時間
(12)フランク・ゲーリー:建築の身体・皮膜と被い
(13)ペーター・ツムトー:アトモスフェア
(14)予備:授業の振り返り

<成績評価方法>
定期試験と中間レポートの評価を按分して最終評価とする。60点以上で合格とする。定期試験は定期試験期間内に行う。成績はGPAで行う。

<教科書>
毎回、授業の理解を助けるための参考資料「memo」をKuportの教材配布欄にアップロードします。それを必ず授業に先立って各自でダウンロードして授業に持参してください。

<参考書>
(1)ウィリアム.J.R.カーティス著「近代建築の系譜ー1900年以後」(上・下巻)五島朋子等訳、SDライブラリー
(2)H.F. マルグレイヴ著「近代建築理論全史 1673-1968」加藤耕一訳、丸善出版
このほかに、毎回、授業の「memo」に参考文献リストを付ける。

<オフィスアワー>
水曜日 13:00〜14:00 場所:2677室(研究室)

<学生へのメッセージ>
建築設計で壁にあたったときに、発想のヒントになるはずです。質問があるときはどんどん聞きに来てください。


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