2017年度工学院大学 建築学部まちづくり学科
緑地環境計画(Open Space and Environment Planning)[5B13]
2単位 下田 明宏 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 2年次の「ランドスケープデザイン」では、主にその基本的なツールとして、造成デザインと植栽デザインについて学習したが、本授業では、次の段階として、人間社会の様々な分野で展開する実際の緑地空間(オープンスペース)を取り上げ、それぞれの社会的背景、機能と役割、デザインプロセス、問題点等について理解を深める。
- <受講にあたっての前提条件>
- 既習科目、並行履修科目についての前提条件は特にないが、2年次に「ランドスケープデザイン」を履修していることが望ましい。
- <具体的な到達目標>
- (1) 人間社会に存在する多様な緑地空間の機能と役割について理解する。
(2) 今日の緑地空間が抱える問題点や目指すべき方向性について理解する。
- <授業計画及び準備学習>
- 下記の内容に加え、講義内容の理解に必要な一般教養や社会常識、或いは時事問題などを説明する時間を毎回の授業に設ける。
1 オリエンテーション 準備学習:身近にある緑地空間の種類や機能について考察する。 2 課題1:「麻布十番広場・商店街」現地視察 準備学習:麻布十番商店街の歴史や立地特性について調べておく。 3 都市と広場 準備学習:都市における広場の機能や役割について考察する。 4 アーバンプラザ 準備学習:身近な都市広場を観察し、設計意図や問題点等を考察する。 5 課題1:優秀作品講評 準備学習:前回までの授業を復習する。 6 課題2:「播磨坂」現地視察 準備学習:播磨坂の歴史や立地特性について調べておく。 7 都市の骨格となる緑地空間 I 準備学習:東京の骨格をなす緑地空間には何があるか考察する。 8 都市の骨格となる緑地空間 II 準備学習:道路のランドスケープ的役割について考察する。 9 課題2:優秀作品講評 準備学習:前回までの授業を復習する。 10 多様な緑地空間 I(都市公園) 準備学習:身近な都市公園を視察し、設計意図や問題点等を考察する。 11 多様な緑地空間 II(住宅地開発) 準備学習:郊外型住宅地について、歴史的背景や問題点等を考察する。 12 多様な緑地空間 III(リゾート) 準備学習:日本のリゾートについて、歴史的背景や問題点等を考察する。 13 まとめ / 小テスト 準備学習:これまで紹介された事例の総復習を行う。 14 学習の振り返り 準備学習:前回までの総復習を行う。
- <成績評価方法>
- 到達目標(1)、(2)は、原則として、課題1(1/3)、課題2(1/3)、最終回の授業中に行う小テスト(1/3)によって評価する。
A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。。
- <教科書>
- 特に指定しない。
- <参考書>
- 授業中に参考書を紹介するほか、必要に応じて資料を配布する。
- <オフィスアワー>
- 金曜日11:00〜12:00 新宿校舎26階2675室
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