2017年度工学院大学 建築学部まちづくり学科

建築・まちづくり演習(Advanced Architectural and Urban Design and Planning Studio)[3H11]

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3単位
木下 庸子 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
藤木 隆明 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
西森 陸雄 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
星 卓志 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
カーニー マイケル 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
金箱 温春 特別専任教授  [ 教員業績  JP  EN ]
沢瀬 学 非常勤講師  
押尾 章治 非常勤講師  
山門 和枝 非常勤講師  
最終更新日 : 2018/09/28

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
以下の知識と理解力を達成する。
・敷地、課題テーマから、自分で建築のプログラムを組み上げることができるようになる。
・建築の設計に独自の視点とコンセプトを持てるようになる。
・各自の専門分野の知識を設計に反映できるようになる。
・対象となる敷地に関する深い知識と観察力をもてるようになる。
・公共性の高い建築が周辺都市や社会と密接な関係になることを理解する。

<受講にあたっての前提条件>
建築デザイン演習を受講していること。

<具体的な到達目標>
前半ではグループごとに対象エリアのサーベイを行い、市街地の抱える問題を分析、提起できるものとする。
後半はスタジオ・ユニット制としてユニットごとに異なる課題を設定、前半で分析、提起した問題を集合住宅の設計に適用する。

<授業計画及び準備学習>
第 1回:課題出題
    ガイダンス、課題出題、「まちづくり方針の立案」についてのミニレクチャー。
    現地調査、地区模型作業のグループ分け。
    準備学習:対象地区についての事前調査を行う。

第 2回:グループサーベイを行う。その際、地形、住んでいる人、緑地、公共施設の位置等々に着目する。
    都市についての調査分析、及びそこで展開されるアクティビティについて調査、分析を行う。  
    準備学習:対象地区の現地調査をプレゼンとしてまとめる。

第 3回:「都市の見方」についてのレクチャー。
    まちの評価ワークショップを行なう。
    設計対象地を選定する。
    準備学習:まちの評価をグループごとにまとめる。

第 4回:まちづくり方針立案のグループサーベイを報告する。
    まちづくり方針立案の検討と建築条件等を整理する。
    準備学習:まちづくり方針立案をグループごとにまとめる。

第 5回:「サーベイのまとめ方」に関するレクチャー。
    準備学習:まちづくり方針立案をグループで精査し、まとめ上げる。

第 6回:まちづくり方針立案を各自がまとめ、発表し、講評を受ける。
    スタジオ・ユニット課題を説明する。
    ユニット分け、ユニットごとの設計作業を開始する。
    地区模型作業のルール作り(地区間の調整係は調整に専念)を行う。
準備学習:地形、住んでいる人、緑地、公共施設などを確認する。

第 7回:建築条件等の分析を行なう。
    地形、住んでいる人、緑地、公共施設の位置等々に着目する。
    ユニットごとのエスキスチェック及び設計作業を行なう。
    準備学習:地区模型を完成させる。集合住宅のコンセプトを構築し、住棟及び都市機能の提案を行う。

第 8回:構造に関するレクチャー。
    ユニットごとのエスキスチェック及び設計作業を行なう。
    準備学習:集合住宅のコンセプトを確定し、住棟設計及び都市機能の設計を図面にまとめる。

第 9回:第一回課題提出(集合住宅の住棟設計及び都市機能の設計)、採点、講評。
    準備学習:プレゼンテーション図面としてまとめあげる。

第10回:ブラッシュ・アップ図面によるユニット内講評会、採点。
    準備学習:構造形式を検討し、第一回提出物をブラッシュ・アップする。模型による検討も行う。

第11回:ユニットごとのエスキスチェック及び設計作業を行なう。
    準備学習:集合住宅の設計を、住戸の詳細設計とともにプレゼンテーション図面にまとめ、模型を作成
    する。

第12回:第二回課題提出(集合住宅の設計及び住戸の詳細設計)、採点、講評。
    準備学習:プレゼンテーション図面としてまとめあげ、模型とともに完成させる。

第13回:ブラッシュ・アップ図面による講評会、採点。プレゼンテーションアドバイス。
    準備学習:プレゼンテーションのブラッシュ・アップを行なう。

第14回:建築・まちづくり演習Aとの合同講評会(学習内容の振り返り)

<成績評価方法>
提出された課題とプレゼンテーションの明快さ、デザイン性により評価する。設計作業は基本的に積み上げが重要であるため、準備作業と出席は必須。各提出物は基本的に、まちづくり方針立案20%、第一回課題提出+ブラッシュ・アップを30%、第二回課題提出+ブラッシュ・アップを50%のウエイトとする。建築総合演習IAとの合同講評会で発表したものは加点対象を考慮する。

<教科書>
コンパクト建築設計資料集成(日本建築学会編集)

<参考書>
新建築集合住宅特集ほか

<オフィスアワー>
水曜日 13:00〜13:30 9階設計準備室

<備 考>
テーマによっては専門分野の外部講師を招いて講義いただく。


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