2017年度工学院大学 第1部情報通信工学科

移動通信工学(Mobile Communication Engineering)[3H10]

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2単位
大塚 裕幸 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2018/09/28

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
情報通信ネットワーク,特に移動通信(携帯電話)の基本技術を習得する.
・セル構成,位置登録,一斉呼び出し,ハンドオーバーなどの移動通信特有の基礎技術を理解する.
・移動通信特有の電波伝搬,フェージングを理解する.
・アクセス方式,ディジタル変復調技術,マルチアンテナ技術を習得することにより,移動通信システム全体の構成を理解する.

<受講にあたっての前提条件>
前期の「電波通信工学」を受講していることが望ましい.

<具体的な到達目標>
・移動通信の基本技術、要素技術を理解し,それらの機能を説明できる.
・マルチアンテナ技術を理解し,その機能を数式で表現できする.
・ディジタル変復調技術,OFDM伝送技術の動作原理を説明でき,かつそれらを数式を用いて表現できる.
・無線リソースの割当て方法を理解し,その特徴を説明できる

<授業計画及び準備学習>
1.移動通信の最新技術動向(国内および海外)
2.移動通信の歴史,第1世代から第5世代へ
3.移動通信の要素技術1(位置登録,ページング)
4.移動通信の要素技術2(ハンドオーバー,ローミング)
5.移動通信の電波伝搬
6.移動通信におけるフェージング
7.アクセス方式
8.デュープレックス(FDD/TDD)
9.マルチアンテナ技術1,送受信ダイバーシチ
10.マルチアンテナ技術2,MIMO空間多重
11.移動通信における変調と復調技術
12.信号誤り率特性,スループット特性の解析手法
13.無線リソースのスケジューリング技術
14.学習成果の振り返り

<成績評価方法>
定期試験期間内に実施する期末試験(80%),授業中の小テスト(20%)の成績をもとに理解度をA+, A, B, C, D, FのGradeで評価する.Grade D以上を合格とする.

<教科書>
指定教科書なし.パワーポイントによるスライドを使用する.

<参考書>
本科目も含めて情報通信ネットワークを幅広く学びたい諸君には;
大塚裕幸監修;基本からわかる 情報通信ネットワーク,オーム社

<オフィスアワー>
水曜日 12:50〜13:40 新宿校舎A−2277

<学生へのメッセージ>
企業経験をもとにした実務的な内容を盛り込む.

<備 考>
特になし.


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