2017年度工学院大学 第1部電気システム工学科
照明・表示システム(Illuminating and Display Engineering)[5M03]
2単位 新井 英伸 非常勤講師
- <授業のねらい>
- あかりの歴史的背景とその文化を見据えつつ、現代社会においての代表的な「照明・表示システム」分野において「基本・特徴・利用技術」に関して学ぶと共に電気技術者として基礎的な技術の習得と本分野へ興味を持つ機会としたい。
- <受講にあたっての前提条件>
- 物理学T・Uおよび電磁気学T・Uの単位を取得していることが望ましい。
- <具体的な到達目標>
- 電気主任技術者試験程度の問題に解答出来ることを目標とする。
- <授業計画及び準備学習>
- 1、 イントロダクション 「自己紹介、授業のねらい、授業の進め方、講義内容についての説明」
2、 照明の基礎 @ 「あかり文化の歴史背景」 3、 照明の基礎 A 「光と放射、光色と演色性、物の見え方」 4、 照明設計 @ 「設計の手順、照度、輝度(グレア)、配光特性」 5、 照明設計 A 「光源」 6、 照明設計 B 「照明計算、照明測定法」 7、 照明設計 C 「経済比較、保守率」 8、 照明設計 D 「法規・基準、エネルギー管理、光害」 9、 照明設備 @ 「屋内照明;美術館・博物館、事務所、防災ほか」 10、照明設備 A 「屋外照明;道路、都市環境ほか」 11、まとめ 12、表示システム@ 「表示デバイス;ブラウン管、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ」 13、表示システムA 「光情報通信、光エレクトロニクス、光機能部材」 14、全体の振り返り
準備学習:事前に各項目について、自己学習することを勧める。 また、宿題等があれば解答し提出する。
- <成績評価方法>
- 原則として、「講義終了後にレポートを提出して頂き、そのレポートの内容において100点満点で60点以上」を合格とする。
- <教科書>
- 基本的には毎回配布する資料を講義資料とします。
- <参考書>
- 池田紘一、小原章男/編著「光技術と照明設計;基礎からインテリアデザインまで」;電気学会
照明学会 /編著「照明ハンドブック」;照明学会 Panasonic /編著「照明設計資料/Panasonic照明設計サポート P.L.A.M」;Panasonic編 西久保靖彦 / 著「よくわかる最新ディスプレイ技術の基本と仕組」;秀和システム 大越考敬 / 著「光エレクトロニクス」;電子情報通信学会編
- <オフィスアワー>
- 金曜日;講義終了後に教室にて行なう。
これ以外にも都合がつくこともあるので、希望する場合は事前にメール等で時間と場所の確認をお願いします。 又、メールでのQ&Aにも対応したい。
- <学生へのメッセージ>
- 「照明・表示システム」は現代社会の生活において無くてはならないものであるとともに、電気技術者のみならず、あらゆる分野での専門技術者において必要不可欠なものであると考える。
これから、専門技術者として活躍していく皆さんに今回の講義で基礎的な技術を学び、それを理解することで本分野に対する興味を持つ機会にしてもらえれば幸いである。
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