2017年度工学院大学 工学部電気電子工学科
△フランス語初級I(Basic French I)[1316]
1単位 沼田 憲治 非常勤講師
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- この授業のねらいは、文法や語彙の理解を深めながら、コミュニケーションのための基本表現をマスターすることによって、実践的なフランス語を身につけることである。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特になし。
- <具体的な到達目標>
- (1)自己紹介や買い物、カフェでの注文などごく初歩的な会話をフランス語でできるようにすること。
(2)半年でフランス語検定5級に、1年後には4級に合格するだけの実力をつけること。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. フランス語をなぜ学ぶのか?/フランスの国旗を描く/挨拶1
準備学習:日本語に入っているフランス語を調べておく。 2. お互いの名前を言う/挨拶2/発音1(綴り字と発音、単母音字)/数字(1ー10) 準備学習:フランス語のアルファベの音をCDで聴いておく。 3. 場所を尋ねる/ものの名前を尋ねる・答える/挨拶3/発音2(リエゾン・エリジオン) 準備学習:自分の名前をアルファベで発音する練習をする。数字1ー10を暗唱する。 4. 職業・国籍を言う/発音3(アンシェヌマン、複母音字)/数字(11ー20)/小テスト1 準備学習:オリジナルノートp.5の練習問題を解く。 5. 提示表現/時刻を尋ねる・答える/2つの「あなた」/発音4(子音・半母音) 準備学習:êtreの活用の発音・綴りを暗記する。数字1ー20を暗唱する。 6. 年齢を言う/昼食に誘う/発音5(鼻母音)/数字(1ー30)/小テスト2 準備学習:オリジナルノートp.9の練習問題を解く。 7. 好きな物を言う/住んでいるところを言う/日付・曜日を言う 準備学習:avoirの活用の発音・綴りを暗記する。 8. 否定文を作る/疑問文を作る/動詞の活用のまとめ/小テスト3/シャンソンを聴く1 準備学習:-er動詞の活用の発音・綴りを暗記する。 9. 兄弟がいる・いない/プレゼンテーション1(自己紹介をする)/映画を見る1 準備学習:前回までの小テストで間違えたところを直しておく。 10. 持ち物・教室にあるもの・街にあるものを言う/値段を言う/語彙の整理1 準備学習:プレゼンテーション1の自己紹介文を手直しする。 11. 位置関係について言う/レストランで注文する/小テスト4 準備学習:オリジナルノートp.13の練習問題を解く。 12. フランスの地図を描く/人・物の特徴を言う/命令文を作る 準備学習:Il y a〜で始まる文を3つ作る。前回までの小テストで間違えたところを直しておく。 13. フランスの世界遺産/名詞の前につく言葉/数字の復習/小テスト5 準備学習:例外の形容詞を9つ暗記する。オリジナルノートp.17 とp.21の練習問題を解く。 14. 前期学習内容の振り返り/夏休みの課題指示 準備学習:前期試験で分からなかった問題の正解を考えておく。
- <成績評価方法>
- 評価は以下のような配分で行う。
1 前期末試験(70%)、2 小テスト(10%)、4 宿題・レポート(10%)、5 授業への参加具合(10%) 前・後期末試験は、定期試験期間中に実施する。
- <教科書>
- 『新ケンとジュリー1/Nouveau Ken et Julie 1』(太原孝英・大場静枝・佐藤淳一・塚越敦子著、駿河台出版社)定価2200円。
- <参考書>
- 仏和辞典は、紙の辞書であればプチ・ロワイヤル仏和辞典(旺文社)、ディコ仏和辞典(白水社)を、電子辞書ならばプチ・ロワイヤル仏和辞典(旺文社)、クラウン仏和辞典(三省堂)を勧める。ただし、必ずしも最初から必要なわけではないので、授業時に詳しく指示する。
- <オフィスアワー>
- 授業終了後、教場にて。事前にメールで連絡を入れることが望ましい。
- <学生へのメッセージ>
- この授業では、仏検5級もしくは4級を積極的に受験することが求められる。
まずは、フランス語の発音は難しいというイメージを是非とも取り去ってほしい。間違いを恐れずに、大きな声で、自信を持って発音してみよう。付属のCDはスマホ等の携帯端末で毎日、いつでも、どこでも聴けるようにしておくこと(聞き取りの練習は、授業だけでは絶対的に足りない)。教科書にはオリジナルノートや仏検受験用模擬試験も付いているので、予習・復習に積極的に活用してほしい。また、教科書以上に重視して欲しいのは、ノートである。授業中板書したことは、しっかりとノートをとり、試験に備えること。ただし、発音練習や対話練習のときは、ノートを見ないように。書く作業と話す作業をきちんと区別しよう。 授業では随時、シャンソンを聴いたり、ビデオを見たりする他、教師の実体験に基づくフランス文化の紹介も行う。フランスの「ことば」ばかりでなく、「文化」にも興味をもってほしい。
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