2017年度工学院大学 工学部電気電子工学科
△ドイツ語初級II(Basic German II)[1315]
1単位 柳 勝己 非常勤講師
- <授業のねらい>
- 学習者は、この授業でドイツ語の基本的な文法知識を身につける。並行してドイツ、オーストリア、スイスなどドイツ語圏の文化、社会に関する知識を得る。学習者は、ドイツ語圏の文化・社会を考察することによって、その問題領域をドイツから世界、ひいては日本へと引き付けて考える思考態度を身につける。
- <受講にあたっての前提条件>
- ドイツ語初級Iを受講し、その単位を取得していること。
- <具体的な到達目標>
- 学習者は、ドイツ語の基本的な文法知識を身に着け、簡単な文章を理解し、作文できる。読み書き出来ることはゆっくりでも正確に話すことができる。ドイツ語圏と日本の文化・社会を比較し、様々な問題について倫理的・批判的に考察できる。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1回 話法の助動詞
第2回 未来形 第3回 命令形 第4回 分離動詞 第5回 主文と副文 第6回 再帰代名詞と再帰動詞 第7回 形容詞の格変化 第8回 形容詞の名詞化 第9回 比較級、最上級 第10回 数詞 第11回 指示代名詞 第12回 zu不定詞 第13回 esの用法 第14回 学習成果の確認(授業内試験)
毎週1〜2時間の準備学習が要求される。内容は授業中に指示する。主にその授業で学んだ文法項目に関する練習問題や読解問題を宿題として課す。これを自宅で弛まずこなすように。予習よりも宿題に取り組むことによる復習の方が大事である。宿題の答案は次回の授業の初めに提出すること。答案を回収後、問題について解説する。分からないことがあれば質問するように。
- <成績評価方法>
- 授業参加姿勢(宿題の回答、学生同士の共同作業、授業内課題の回答、文化・社会教材への感想)50%。学期末試験50%。授業にきちんと出席することが成績評価の前提なので全回出席を原則にする。出席点は一切付けない。語学の授業であって、講義ではない。準備学習と授業内の演習を怠ると何も身につかないことを留意するべし。
- <教科書>
- 在間進「リファレンス・ドイツ語ー文法のすべてがこれでわかるー」(第三書房)と「アポロン独和辞典 第3版」(同学社)の2冊。但し、既に独和辞典を所有する場合は後者を購入する必要は無い。電子辞書は勧めないが、既に購入した者は初回の授業で申し出るように。
- <参考書>
- 特に指定しないが、多くの練習問題に取り組みたい者には、森泉「しっかり身につくドイツ語トレーニングブック」(ベレ出版)を勧める。
- <オフィスアワー>
- 月曜3、4限、水曜5限、及び土曜1、2限の授業の前後。教室または講師控室。
- <学生へのメッセージ>
- 教科書の完成が年度始めになるので項目順などに変更もありうるが、おおよそ上記の「授業計画」に沿って進む。授業では必ず前の机から一人ずつではなく、二人ずつ座るように。語学は解説を聞いただけでは身につかないので、授業の中で練習問題を課す。真面目に取り組むこと。近所の人と分担したり、相談しながら解くことも勧める。演習後、ドイツ語圏に関わる映像などを取り上げ、彼らの思考と行動を考察する。感想、意見を書き、提出すること。
第1回の授業で希望者多数の場合は抽選になる。オリエンテーションは行わない。授業選択の際には必ずシラバスを読み、授業の趣旨、形態を理解した上で受講するべし。 学習者の中で意欲のある者は、初夏と秋に行われるドイツ語検定試験4級を目標にするとよい。授業内容とほぼ同じ文法範囲内の問題が出題される。結果を見てその意欲を成績評価の参考にしたい。
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