2017年度工学院大学 第1部機械システム工学科
○工業力学及演習(Engineering Mechanics and Excercise)[4110]
3単位 桐山 善守 准教授 [ 教員業績 JP EN ] 鈴木 健司 教授 [ 教員業績 JP EN ] 小川 雅 助教
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 工業力学は2年次以降で学ぶ力学系専門科目(材料力学・機械力学・流体力学・機構学など)の基礎となる、最も基本的な科目の一つである。学生は、剛体の運動、摩擦、仕事とエネルギー、運動量と力積、振動を理解することにより、これらを応用する能力と自然科学的な思考方法を身につける。授業形態は講義と演習を交互に行う。
- <受講にあたっての前提条件>
- 高校で履修した数学・物理を復習しておくこと。
- <具体的な到達目標>
- ・剛体の運動について計算できる。
・摩擦、仕事およびエネルギーについて計算できる。 ・運動量と力積について計算できる。 ・単振動について計算できる。 (JABEE機械システム基礎工学プログラムの学習・教育到達目標)D1:◎、D2:〇 (JABEE基本キーワード)物理系 (JABEE個別キーワード)質点の力学、剛体の力学、系のモデル化
- <授業計画及び準備学習>
- 教科書の授業範囲を読んで授業に臨むこと
1.剛体の回転運動と慣性モーメント、断面二次モーメント 第1回演習(教科書第6章) 2.簡単な物体の慣性モーメント 第2回演習(教科書第6章) 3.剛体の平面運動と運動の方程式 第3回演習(教科書第6章) 4.回転体のつり合い 第4回演習(教科書第6章) 5.運動量と力積、角運動量 第5回演習(教科書第7章) 6.運動量保存の法則、衝突 第6回演習(教科書第7章) 7.仕事 第7回演習(教科書第8章) 8.エネルギー、動力 第8回演習(教科書第8章) 9.すべり摩擦、転がり摩擦、ベルトの摩擦 第9回演習(教科書第9章) 10.ブレーキ、軸受の摩擦 第10回演習(教科書第9章) 11.てこ、滑車、輪軸 第11回演習(教科書第10章) 12.斜面、機械の効率 第12回演習(教科書第10章) 13.単振動、いろいろな振り子 第13回演習(教科書第11章) 14.学習内容の振り返り
- <成績評価方法>
- [注意]
本授業は、力学に関する基礎的かつ極めて重要な内容を含んでいる。このため、3分の1以上の講義に出席した場合にのみ、以下の成績評価の対象となる。 成績は、総合演習としての試験および期末試験の高得点結果と、13回行う演習により評価する。演習点が全体評価に占める割合は、3割程度である。評価の結果がグレードD(再履修者は60点)以上の場合は、上記「機械システム基礎工学プログラムの学習・教育到達目標」(D-1)および(D-2)は達成される。
- <教科書>
- 工業力学、 青木 弘 ・ 木谷 晋 共著、 森北出版株式会社
- <参考書>
- 工業力学の基礎、 福田 勝己 ・ 鈴木 健司 共著、 コロナ社
- <オフィスアワー>
- ●桐山 (kiriyama@cc.kogakuin.ac.jp):月曜日 12:40〜13:30 新宿キャンパス 高層棟A-1867室(生体計測制御研究室)
●鈴木 (ksuzuki@cc.kogakuin.ac.jp):水曜日 14:00〜16:00 八王子キャンパス 16号館(MBSC棟)16-121(マイクロシステム研究室) ●小川 (ogawa-masaru@cc.kogakuin.ac.jp) :水曜日 13:10〜14:10 新宿キャンパス 高層棟A-1811(機械力学研究室),土曜日 12:30〜13:30 八王子キャンパス 講師室
簡単な質問は、授業後の教室もしくは八王子キャンパス 講師室にて受け付ける。また、あらかじめ予定がわかっている場合には、事前にE-mailで連絡を入れることが望ましい。
- <学生へのメッセージ>
- 本科目の内容は剛体の回転以外高校で習った物理の範囲内であるが、単なる公式の暗記ではなく上記目的が達成できるよう努力して欲しい。
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