2017年度工学院大学 第1部機械工学科 エコエネルギーコース

材料試験法(Testing Method of Materials)[2H01]

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2単位
福田 勝己 非常勤講師  
最終更新日 : 2018/09/28

<授業のねらい>
製品は,すべて何かしらの材料でできている.各製品は,いろいろな力(荷重)が作用して使用されている.この力に対して各材料がどのような特性を示すのかを理解していることが,製品を設計する者としては必要である。製品は,できる限り少ない材料(省エネ、低コスト)で十分な性能を発揮し,しかも安全に使用されなければならない.この材料のいろいろなデータを得る方法が材料試験法である.材料試験法は評価技術の基礎学問であり,精確な測定技術と評価法を習得することが重要である.本講義では,並行して演習を実施し,より深く材料試験法を理解する.

<受講にあたっての前提条件>
工業力学及び演習,機械設計学,機械力学などを習得しておくことが望ましい.

<具体的な到達目標>
(1)各工業材料の試験方法が習得できる
(2)各工業材料の機械的性質が習得できる
(3)各工業材料の寿命予測が習得できる
(JABEE学習・教育目標)
「機械工学エネルギー・デザインプログラム」(D)◎

<授業計画及び準備学習>
1 材料試験法のガイダンス,意義と特徴
2 引張試験法,演習
3 圧縮試験法,演習
4 曲げ試験法,演習
5 せん断試験法・摩耗試験法,演習
6 衝撃試験法,演習
7 硬さ試験法,演習
8 ねじり試験法,演習
9 クリープ試験法,演習
10 疲れ試験法,演習
11 その他の試験法,演習
12 高分子・有機材料(ゴム・木材等)の試験法
13 無機材料の試験法,データーの保存,丸め方等
14 学習内容の振り返り
   準備学習:前回までの総復習を行う

<成績評価方法>
成績評価は定期試験(100点満点)によって評価し,60点以上の者に単位を認める.

<教科書>
材料評価のおはなし:福田勝己著(日本規格協会)

<参考書>
材料試験法:須藤 一著(内田老鶴圃)
材料試験法:中川元,森中清和その他著(養賢堂)

<オフィスアワー>
火曜日 12:30〜13:05 講師控室
email: @ns.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
毎回,演習を行いますので欠席しないようにしてもらいたい.


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