2017年度工学院大学 第1部機械工学科

線形代数学I(Linear Algebra I)[4A06]

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2単位
梅田 典晃 非常勤講師  
最終更新日 : 2018/09/28

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
ベクトル、行列、行列式やそれらを応用した連立一次方程式等のについて学習する。
線形代数は、数理科学や工学だけでなく、経済学など幅広い分野で用いられる。
本科目を修得すると、学習者は連立一次方程式などの複数の等式を扱った計算が円滑に行えるようになる。

<受講にあたっての前提条件>
高等学校で習ったベクトルに関する部分は一通り復習しておくこと。
本科目習得後は「線形代数学U」に進み、「数値計算法」などの科目を履修することができる。

<具体的な到達目標>
・ベクトルや行列の演算方法(特に積と逆行列)を理解し、その計算が出来る。
・行列の基本変形の方法を理解し、それを用いて連立一次方程式が解ける。
・行列式の計算が出来る。
(JABEE学習・教育到達目標)
「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:D-1◎

<授業計画及び準備学習>
第1週  ガイダンス、平面・空間ベクトルとその演算
   準備学習:高校で学習したベクトルの復習をしておく事。
第2週  平面・空間ベクトルの内積
   準備学習:前回の授業の復習をし、理解しておく事。
第3週  行列の定義とその演算
   準備学習:前回の授業や高校で学習した行列の復習をし、理解しておく事。
第4週  様々な行列
   準備学習:前回の授業で学習した行列の復習をし、理解しておく事。
第5週  行列と連立一次方程式
   準備学習:高校で学習した連立一次方程式の復習をしておく事。
第6週  行列の基本変形
   準備学習:前回の授業の復習をし、理解しておく事。
第7週  連立一次方程式の掃き出し法
   準備学習:前回の授業で学習した行列の基本変形の復習をしておく事。
第8週  同次連立一次方程式の解法
   準備学習:第5回〜第7回の授業の復習をし、理解しておく事。
第9週  逆行列とその解法
   準備学習:第5回〜第7回の授業の復習をし、理解しておく事。
第10週 行列式の定義
   準備学習:前回の授業の復習をし、理解しておく事。
第11週 行列式の余因子展開
   準備学習:前回の授業で学習した行列式の計算方法を復習し、理解しておく事。
第12週 余因子行列と逆行列
   準備学習:第10・11回の授業の復習をし、理解しておく事。
第13週 クラメールの公式
   準備学習:第10・11回の授業の復習をし、理解しておく事。
第14週 学習内容の振り返り
   準備学習:前期に学習した内容の総復習を行い、理解しておく事。

<成績評価方法>
試験期間に実施する定期試験(100点満点)より評価する。到達目標に照らして6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し、GradeD以上の者に単位を認定する。
2014年度以前の入学生:定期試験(100点満点)が60点以上の者に単位を認定する。

<教科書>
「理工系のための線形代数」高木悟・長谷川研二・熊ノ郷直人 共著(培風館)

<参考書>
「理工系のための基礎数学」高木悟・長谷川研二・熊ノ郷直人 共著(培風館)

<オフィスアワー>
授業の前後に行う。
詳しくは、初回の授業で説明する。
また、以下のメールアドレスでも質問を受け付ける。
umeda_noriaki『AT』cocoa.ocn.ne.jp ("『AT』"は"@"に置き換えること)
件名に大学名(工学院大学)、授業名(線形代数I)、学籍番号、名前を明記すること。

<学生へのメッセージ>
予習・復習をしっかり行い授業に臨む事。
日頃の学習の積み重ねが重要であり、1度覚えた公式などは、その後の授業でも使えるようになって欲しい。

<備 考>
「理工系のための線形代数」「理工系のための基礎数学」の訂正は
http://home.att.ne.jp/air/satorut/book/index.html


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