2017年度工学院大学 第1部機械工学科
○物理学F(Physics F)[2317]
1単位 吉田 勝彦 非常勤講師
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 物理学C〜Fでは、「物理学A」および「物理学B」で学んだ、力学の諸概念と物理学の考え方をもとに、物理学の諸分野の基礎理論を概観する。物理学Fでは、電磁気学の基礎理論の枠組みを紹介する。また、これらの学習を通じて、現実に起こる自然現象をどのようにモデル化し、数学的な方法を用いて記述していくかということを系統的に学び、後の工学系の専門科目を学習する際の基礎を築く。
- <受講にあたっての前提条件>
- 1.「物理学A」および「物理学B」の内容を理解していること。
2.高校数学全範囲および「微分積分A,B」・「線形代数学A,B」の内容を理解し、使えるようになっていること。
- <具体的な到達目標>
- 1.電磁気学の学習を通じて場の概念を理解し、説明できるようになる
2.静電場および静磁場の性質を理解し、電場と電荷の関係・磁場と電流の関係を計算できるようになる 3.時間変化する電磁場の性質を理解し、説明できるようになる
- <授業計画及び準備学習>
- 初回授業の準備学習については、「物理学A」および「物理学B」の内容を復習しておくこと。
2回目以降の授業に関しては、その都度指定する。
1.クーロンの法則と電場の概念,ガウスの法則 2.電位・コンデンサー・電場のエネルギー 3.静磁場の法則(ガウスの法則,ビオ・サバールの法則) 4.電磁誘導 5.ソレノイドコイルと磁場のエネルギー 6.変位電流とマクスウェル方程式 7.学習の振り返り
- <成績評価方法>
- 期末試験の成績をもとに理解度を評価する。Grade D以上を合格とする。
- <教科書>
- 加藤潔『理工系 物理学講義』(培風館)
授業はこの教科書を適宜参照しつつ行う。また,必要に応じてプリントなどの資料を配布する。
- <参考書>
- 他にも、大学レベルの力学の教科書は多く出版されているので、各自に合ったものを少なくとも1冊は購入しておくことを勧める。
- <オフィスアワー>
- 火曜4限
総合教育棟332物理実験準備室2
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