2017年度工学院大学 第1部機械工学科

物理学演習II(Exercises in Physics II)[1305]

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1単位
手束 文子 非常勤講師  
最終更新日 : 2018/09/28

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
熱力学,電磁気学について基本的な概念、法則を示し、具体的な演習問題を自ら解くことによって理解を深めていく。

<受講にあたっての前提条件>
特にないが「物理学A」および「物理学B」,物理学演習Iなどにより,基礎的な物理学の考え方,特に力学に関する考え方と方法を修得しておくことが望ましい。

<具体的な到達目標>
1.熱力学の考え方と基本法則を理解し,説明できるようになる
2.熱力学の状態変化過程において,出入るする熱量,気体が外部に対して行う仕事が計算できる.
3.熱変化過程を組み合わせた熱サイクルの熱効率が計算できる.
4.電磁気学における各物理量の概念を理解し,具体的な問題に適用できる.
5.静電場および静磁場の性質を理解し、電場と電荷の関係・磁場と電流の関係を計算できるようになる

<授業計画及び準備学習>
各回の授業は前半に前回の講義内容に関する演習、後半に次回の演習問題を解くのに必要な基礎知識に関する講義、という順で進める。

1.温度、熱
準備学習:14章の解説,例題,確認と演習の準備を理解し、14章演習問題を解く

2.気体の状態方程式
準備学習:15章の解説,例題,確認と演習の準備を理解し、15章演習問題を解く

3.熱力学の第1法則と気体の状態変化(1)
準備学習:16章の解説,例題,確認と演習の準備を理解する事

4.熱力学の第1法則と気体の状態変化(2)
準備学習:16章演習問題を解く

5.熱機関
準備学習:17章の解説,例題,確認と演習の準備を理解し、17章演習問題(基礎)を解く

6.熱力学の第2法則とエントロピー
準備学習:17章演習問題(応用)を解く

7.静電気 (クーロン力)
準備学習:19章のクーロン力に関する解説,例題,確認と演習の準備を理解し、19章演習問題(クーロン力に関するもの)を解く

8.静電気 (電位)
準備学習:19章の電位に関する解説,例題,確認と演習の準備を理解し、19章演習問題(電位に関するもの)を解く

9.静電気 (ガウスの法則)
準備学習:20章の解説,例題,確認と演習の準備を理解し,20章演習問題を解く

10.コンデンサーと静電エネルギー
準備学習:21章の解説,例題,確認と演習の準備を理解し、21章演習問題を解く

11.電流の作る磁場(ビオ・サヴァールの法則)
準備学習:22章のビオ・サヴァールの法則に関する解説,例題,確認と演習の準備を理解し、22章演習問題のうちビオ・サヴァールの法則に関するを解く

12.電流の作る磁場(アンペールの法則)
準備学習:22章のアンペールの法則に関する解説,例題,確認と演習の準備を理解し、22章演習問題のうちアンペールの法則に関するを解く

13.電磁誘導
準備学習:23章の解説,例題,確認と演習の準備を理解し、23章演習問題を解く

14.学習内容の振り返り
準備学習:これまでに学んだ内容を総復習しておく。

<成績評価方法>
演習問題の発表,レポート,小テストなどによる平常点50% + 試験50%で評価し,
Grade D 以上で単位を認める。
ただし,演習問題の発表を行わない者は,試験を受ける資格がないものとする。

<教科書>
「物理学演習テキスト」 (学術図書出版)

<参考書>
演習テキストの解説はあくまでも要点のみであるから,関連する講義で用いられているテキスト及び授業ノートや,電磁気学・熱力学に関する教科書などを参考に問題演習をすること.
加藤潔著「理工系物理学講義(改訂版)」培風館

<オフィスアワー>
[1,2期]:火曜日木曜日 12:50-13:40
[3,4期]:月曜日12:50-13:40
[場所]:八王子キャンパス 1S-323
メールによる質問・相談にも随時対応する。メールアドレスは最初の授業で発表する。

<学生へのメッセージ>
演習では「手を動かすこと」が重要である。
全ての問題に自力でトライすること。
友人と相談するのは良いが,何も考えずに,教えてもらったことを書き写すだけでは何にもならない。
また数値計算は電卓を上手に活用すること。


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