2016年度工学院大学 学芸員課程科目
社会教育(Social Education)[9521]
2単位 片岡 了 非常勤講師
- <授業のねらい>
- 社会教育を推進する際の中心概念となる生涯学習の意義について学ぶ。現代の生涯学習の基本的な考え方から学習支援に関する法制度と実際の取り組みまでを理解する。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特になし
- <具体的な到達目標>
- 現代の生涯学習の意義について理解を得ることができる。
地域の社会教育の基礎的知識を学修することができる。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1回:ガイダンス;社会教育を学ぶ視点と方法を得る
第2回:社会変動と学習社会;現代において成人になっても学習を継続する意義を考える 第3回:生涯学習の現代的性格;生涯学習における「学習」の意味を理解する 第4回:生涯学習の基本的枠組み;生涯学習を理解するための現代的な視点をつかむ 第5回:現代的課題と生涯学習;生きがいや健康を必要とする現代社会の特質を学ぶ 第6回:生涯にわたる人間形成;生涯にわたる発達のもとで成人の学習を考える 第7回:生涯教育の理念と思想(1);現代生涯学習論の起源を振り返り根本的な理念を把握する 第8回:生涯教育の理念と思想(2);現代生涯学習論の展開に見る権利思想を学ぶ 第9回:諸外国の生涯学習;海外の生涯学習の現状から我が国の社会教育のあり方を考える 第10回:生涯学習の展開(1);我が国の生涯学習政策の動向について概説する 第11回:生涯学習の展開(2);地方自治体における生涯学習推進の現状を概説する 第12回:社会教育の推進体制(1);生涯学習を振興する上で必要な社会教育施設を学ぶ 第13回:社会教育の支援体制(2);市民の学習を援助する専門的職員について学ぶ 第14回:社会教育をめぐる課題;生涯学習との関係から社会教育が直面する課題を考える 第15回:学習成果の確認:理解度を確認するテストを実施する 毎回授業の復習を行いながらわかった点とわからなかった点を整理しおくこと
- <成績評価方法>
- 筆記試験評価;60%と平常点評価;40%(ホームワークの作成等による授業加姿勢)で総合的に評価し、60点以上を合格点とする。
- <教科書>
- 指定教科書なし
- <参考書>
- 『社会教育・生涯学習ハンドブック』(社会教育推進全国協議会編、エイデル研究所)
- <オフィスアワー>
- 授業期間中の毎週土曜日の12:30〜13:00、教員控室
- <学生へのメッセージ>
- 毎回プリント資料を配ります。社会教育の理解を深めるために地元で行われている学習活動を調べたり、可能なかぎり社会教育施設を訪れたり実施事業に参加したりしてみてください。
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