2016年度工学院大学 学芸員課程科目
△博物館資料論(Materials and Display for Museum)[8031]
2単位 富安 玲子 非常勤講師
- <授業のねらい>
- 博物館の存在の根幹がそこで扱われる資料です。本講では、その博物館資料を扱う専門職である学芸員として必要とされる基本的な心構えや知識の習得を目指します。同時に、資料=具体的なモノを扱う学芸員として必要な技術についても紹介します。基本的に講義が中心ですが、実習的な動きをすることもあり、積極的な参加が望まれます。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特になし。
- <具体的な到達目標>
- 基本的な心構えと知識の習得。
- <授業計画及び準備学習>
- 初めて博物館を訪れたのはいつですか? 初日の授業では、博物館との出会いについて考えることから始めます。
講義計画 ※適宜変更します。 第1講(1-2)「イントロダクションとおさらい」 第2講(3-4)「博物館と資料」 第3講(5-6)「モノから博物館資料へ」 第4講(7-8)「博物館資料の分類と管理」 第5講(9-10)「資料の活用と調査」 第6講(11-12)「災害と博物館」「まとめ」
- <成績評価方法>
- 授業毎におけるレポートにより採点。合計点が60点以上で合格。
やむを得ず遅刻・欠席をする場合は、基本的には事前に、突発事の場合は可能な限り速やかに、理由と共に申し出をして、代替となるレポートを提出すること。アルバイトやサークル活動等のための欠席は基本的に不可とします。
- <教科書>
- 講義ごとにプリントを配布します。
- <参考書>
- 大堀哲、水嶋英治編著『博物館学1(博物館概論*博物館資料論)』(新博物館学教科書)学文社、2012年
(財)日本博物館協会編『博物館資料取り扱いガイドブック 文化財、美術品等梱包・輸送の手引き』ぎょうせい、2012年 その他必要な参考文献は講義中に紹介します。
- <オフィスアワー>
- 新宿校舎、非常勤控え室、授業の前後休み時間。
- <学生へのメッセージ>
- 博物館という装置において、専門職たる学芸員は資料とどう向きあうべきか、私もいつも考え続けています。ぜひ一緒に考えてください。積極的な参加を期待しています。なお、博物館資料論は今後の各科目の基礎となるので全講義の出席を前提としてください。
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