2016年度工学院大学 学芸員課程科目
△博物館概論(Museology)[8011]
2単位 牛島 薫 非常勤講師
- <授業のねらい>
- 博物館の使命、機能、特性をあきらかにし、今日の博物館を設立・運営するための基本事項について論じ、考察する。さらに、学芸員資格を目指すのみならず、工学系学生が博物館学を履修する意味を考える。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特になし
- <具体的な到達目標>
- 博物館の歴史、定義、種類、及び目的を理解し、学芸員としての基礎的な知識、専門性の基礎となる能力を養う。もって、学芸員資格取得のための単位とする。
- <授業計画及び準備学習>
- 「博物館学とは?」
「学芸員になるには?(法規を含む)」
「博物館の歴史(古代編)」
「博物館の歴史(近代編)」
「博物館の歴史と社会的位置づけ(現代編)」
「博物館の歴史(日本編)」
「博物館の組織から、博物館の機能そして学芸員とは何か、を考える(法規を含む)」 (小レポート提出)
「博物館における調査、研究とは何か」
「展示とは何かを考える、展示評価とは?」
「科学館は、どのような資料を収集すべきか?」
「博物館における教育とは、どのような性格を持つことが望ましいか?」
科学系博物館現地講義「展示手法の歴史と分類」
科学系博物館現地講義「展示批評・教育活動の実際」 (小レポートの提出)
「メディアとしての博物館と情報の発信」 「近年求められる博物館とは?博物館経営・学習内容の振り返り」 (最終レポートの提出)
- <成績評価方法>
- 授業における考察等の取り組みと小レポート(60%)および課題テーマに基づく最終レポート(40%)によって評価を行なう。
- <教科書>
- 指定なし(新時代の博物館学(芙蓉書房出版))
- <参考書>
- 全体を通した参考書:新時代の博物館学(芙蓉書房出版)他、毎回の講義の中で書籍を紹介する。
- <オフィスアワー>
- 質問等についてはメールで受け付ける。
- <学生へのメッセージ>
- 科学系博物館現地講義の授業に関しては、科学館を訪問して展示等の見学解説を元に現地講義室で講義を行なう(日曜日の半日を2講義扱いとする)。授業内容は日程によって変更の可能性あり。
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