2016年度工学院大学 教職課程科目

情報と職業(Information Technology and Vocation)[9751]

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2単位
尾高  進 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<授業のねらい>
 この授業のねらいは、主要には「情報化」と職業・労働をめぐる問題との関係を検討することにある。以下に、具体的な到達目標を示す。
(1)情報通信技術の発達と社会や労働との関係が分かる。
(2)日本の職業・労働の特徴が分かる。
(3)職業指導について、その基礎的な事項が分かる。

<受講にあたっての前提条件>
 この科目は教職課程の科目であるので、教職課程の履修登録者であること。

<具体的な到達目標>
(1)情報通信技術の発達と社会や労働との関係が分かる。
(2)日本の職業・労働の特徴が分かる。
(3)職業指導について、その基礎的な事項が分かる。

<授業計画及び準備学習>
1.オリエンテーション
 準備学習(復習):配付資料およびテキストをみて、学習内容の全体像の把握に努める

2.情報化社会論とは何か
 準備学習(復習):授業内容を振り返り、情報化とは何を指すのか、情報化社会論はどういう背景で主張されるようになったかを理解する

3.情報化の進展と生産の世界の変容
 準備学習(復習):授業内容を振り返り、情報化が進展することで生産の世界がどのように変容したかを理解する

4.情報化と世界(ビデオ視聴)
 準備学習(復習):ビデオの内容の柱のメモをみかえし、情報化が現実世界に与える影響を書き出し、まとめる。

5.日本的経営システムとその変容(1)OJT、QCサークル、年功賃金、終身雇用
 準備学習(復習):授業内容を振り返り、日本的経営システムの特徴を理解するとともに、それらが近年どのように変容しているかを理解する。

6.日本的経営システムとその変容(2)成果主義・能力主義
 準備学習(復習):授業内容を振り返り、日本において成果主義・能力主義がどのように取り入れられ、その帰結はどうなっているかを理解する。

7.情報化と労働の変化
 準備学習(復習):授業内容を振り返り、情報化の進展が、労働に対してどのようなインパクトをもっているかを理解する。

8.中間発表

9.社会における情報技術の位置と役割−ITは社会を変えるか−
 準備学習(復習):授業内容を振り返り、現在の情報技術の進展は社会にどのような影響を与えるのかを理解する。

10.労働組合の歴史と役割
 準備学習(復習):授業内容を振り返り、労働組合の歴史と役割を理解する。

11.教育実践としての職業指導
 準備学習(復習):授業内容を振り返り、教育実践としての職業指導がもつべき要件とは何かについて理解を深める。

12. 職業学科における職業指導
 準備学習(復習):授業内容を振り返り、職業学科における職業指導の現状と課題について理解を深める。

13.グローバリゼーションと職業
 準備学習(復習):授業内容を振り返り、今日の日本における職業指導実践に求められる国際的視野とは何かについて理解を深める。

14.学習内容の振り返り

<成績評価方法>
 成績評価は、各回の授業の終わりに書いてもらうミニレポート、レポート課題によって行う。それらの課題を5:5で評価し、A+,A,B,C,D,Fの6段階評価でD以上の者に単位を与える。

<教科書>
 特に指定しない。

<参考書>
斉藤武雄ほか編著『ノンキャリア教育としての職業指導』学文社、2009年

<オフィスアワー>
1)月曜日、11:05〜12:50、八王子校舎総合教育棟、1S-328(教職課程研究室)または1N-134(教職資料室)
2)授業の前後、教室または講師室にて
3)それ以外はメールで約束の上、対応します。
odaka@cc.kogakuin.ac.jp


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