2016年度工学院大学 教職課程科目
金属加工(Metal Working)[9703]
2単位 島田 浩行 非常勤講師
- <授業のねらい>
- 家庭生活や社会生活の中で使われている技術は生活をしていくうえで重要なものです。技術家庭の授業はいろいろなものを作ったり利用したりするための方法や知識を生徒達に習得する。大切なことは実際にものづくりを体験させることです。そのために、計画・材料選択・準備・作業手順・片付けまでをこの講義では指導する。中学生にできる基本的な金属加工作品を作成し、さらに工夫し創造し応用作品を作成する。
- <受講にあたっての前提条件>
- 機械実習、機械製図を履修していることが望ましい。
- <具体的な到達目標>
- 使用する工具の使い方、機械の操作方法ができ、中学技術科で取り扱う「金属加工」の技能と、作品の制作技術を習得することによりそれぞれの作品が制作できる。また、材料の発注と準備、工具の手入れについても理解でき、中学生の特性を理解し効果的な作業方法も理解できる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1、講義全体の説明、金属加工全体について、金属加工で使用する機械・工具・材料についての講義
作品1文鎮の製作、作品2テープカッターの製作 2、作品2テープカッターの製作、作品3アルミ三段トレイの製作 3、作品3アルミ三段トレイの製作、作品4フライ返しの製作(準備学習:自由課題の立体図を描いてくること) 4、板金加工の説明、作品5チリトリの製作(準備学習:自由課題の展開図の下書きを描いてくること) 5、作品5チリトリの製作、作品6自由課題設計製図(準備学習:機械製図の基本を復習してくること) 6、作品6自由課題設計製図 7、作品7自由課題製作(準備学習:自由課題の設計図が終わっていない場合描いてくること) 8、作品7自由課題製作、講義のまとめ
- <成績評価方法>
- 作品7つを全て提出し毎日レポートを提出してもらいます。授業は毎回出席してください。7つの作品の採点結果を約70%、レポート6枚の採点結果を約30%で計算し、60点以上を合格とします。
- <教科書>
- 中学校文部科学省検定教科書:技術家庭 技術領域(東京書籍)
- <参考書>
- 中学生の時に使用した技術の教科書があれば持参してください。
- <オフィスアワー>
- 質問、連絡は shimada@js.kogakuin.ac.jp までお願いします。夏期集中講義期間中は、講義場所(附属中学技術室)にて、講義開始前と終了後に質問、連絡などは対応します。附属中学高等学校の大教員室にほぼ毎日いますが、あらかじめメールをしてください。
- <学生へのメッセージ>
- 8日間の作業は大変かもしれませんが、実際に教師になったときに困らないように指導します。中学生の生徒指導・特徴や中学担任業務・校務分掌・学校行事などについてもアドバイスします。製図の授業を履修していることが望ましいです。機械実習の授業を履修しているとかなり楽になります。フラッット(機械科実習工場を利用しますので、作業服と帽子を必ず用意してください。)
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