2016年度工学院大学 教職課程科目

技術教育の研究A(Study of Industrial Arts A)[9241]

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4単位
雑賀  高 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
尾高  進 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<授業のねらい>
 技術の教育はモノを介して人と人との関係をより深く理解し,人格の形成に大きく関わっている。この授業では,中学校における技術科教育を中心に,その教育目的,到達目標,学力,教材づくりの論理などの基礎的なことがらを身につけてもらいたいと考えている。あわせて,授業実践例の検討も行い,技術科教育の授業に対するイメージをもてるようにしたい。

<受講にあたっての前提条件>
特になし。

<具体的な到達目標>
1.技術教育について理解する。
2.普通教育としての技術教育について理解する。
3.指導計画を作成できる。
4.学習過程における生徒個々の学習状況の把握と支援の在り方について理解する。

<授業計画及び準備学習>
1. オリエンテーション
 準備学習:授業で配布したレジュメおよび教科書のまえがき・目次をみて中学校技術科についての問題にはどのようなものがあるか考える。
2. 道具か機械か(上)−茶もみ機は道具か機械か−
 準備学習:授業内容を振り返り,茶もみ機は道具か機械かについて,他の機械の場合も考慮に入れながら考える。
3. 道具か機械か(下)−道具,機械,装置−
 準備学習:授業内容を振り返り,道具と機械の区別とその重要性を考える。
4. 技術って何?−技術のマイ定義−
 準備学習:授業内容を振り返り,技術についての自分の定義がもつ意味を考える。
5. 技術と労働−労働手段体系説−
 準備学習:授業内容を振り返り,技術の定義における労働手段体系説のもつ意味を考える。
6. 技術教育の方法
 準備学習:授業内容を振り返り,技術教育の方法にはどのようなものがあるか理解する。
7. 技術科の授業論・学力論−普通教育としての技術教育−
 準備学習:授業内容を振り返り,普通教育としての技術教育が生徒に付けさせる力はどのようなものか考える。
8.技術科の教育目的
 準備学習:授業内容を振り返り,普通教育としての技術教育の教育目的はどのようなものか考える。
9. 技術科の授業設計
 準備学習:授業内容を振り返り,技術科の授業設計において大切なことは何か考える。
10.技術科の教材論
 準備学習:授業内容を振り返り,技術科の教材作りにおいて大切なことは何か考える。
11.学習指導要領とは何か
 準備学習:授業内容を振り返り,学習指導要領における技術科の内容を自分なりに整理する。
12.教育における評価の基礎理論
 準備学習:授業内容を振り返り,教育において評価がもつ意味とその考え方を理解する。
13.学習指導案の発表と検討(1)
 準備学習:発表された学習指導案を振り返り,理解を深める。
14. 学習指導案の発表と検討(2)
 準備学習:発表された学習指導案を振り返り,理解を深める。
15. 技術に対する認識の醸成 (1)
 準備学習:技術に関する問題点を調べる。
16. 技術に対する認識の醸成 (2)
 準備学習:前週に配布した資料を熟読し,疑問点を調べる。
17. エネルギー変換に関する技術
 準備学習:前週に配布した資料を熟読し,疑問点を調べる。
18. 技術教育と環境問題 (1)
 準備学習:前週に配布した資料を熟読し,疑問点を調べる。
19. 技術教育と環境問題 (2)
 準備学習:前週に配布した資料を熟読し,疑問点を調べる。
20. 技術科の授業設計
 準備学習:前週に配布した資料を熟読し,疑問点を調べる。
21. 技術科教材研究の課題 (1)
 準備学習:前週に配布した資料を熟読し,疑問点を調べる。
22. 技術科教材研究の課題 (2)
 準備学習:前週に配布した資料を熟読し,疑問点を調べる。
23. 学習指導案の発表と検討 (1)
 準備学習:発表予定者は準備を行い,それ以外は発表事例について検討する。
24. 学習指導案の発表と検討 (2)
 準備学習:発表予定者は準備を行い,それ以外は発表事例について検討する。
25. 学習指導案の発表と検討 (3)
 準備学習:発表予定者は準備を行い,それ以外は発表事例について検討する。
26. 学習指導案の発表と検討 (4)
 準備学習:発表予定者は準備を行い,それ以外は発表事例について検討する。
27. 学習指導案の発表と検討 (5)
 準備学習:発表予定者は準備を行い,それ以外は発表事例について検討する。
28. 学習成果の確認(レポートの提出)
 準備学習:前回までの総復習を行う。

<成績評価方法>
 前期および後期の授業中に一人1回は学習指導案について報告してもらうので,それを評価対象とし,60点以上の者に単位を認める。ただし,出席状況も考慮する。

<教科書>
河野義顕・大谷良光・田中喜美『技術科の授業を創る―学力への挑戦―』学文社

<参考書>
適宜指定する。

<オフィスアワー>
雑賀:saika@cc.kogakuin.ac.jp
授業の前後に教室または講師室にて。そのほかはメールで約束の上,対応します。

尾高:odaka@cc.kogakuin.ac.jp
八王子:月曜日11:05〜12:50,総合教育棟1S-328にて
新宿:授業の前後に教室または講師室にて。

<学生へのメッセージ>
技術科教育に関する意欲や関心を強く持って授業に出席してください。


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