2016年度工学院大学 教職課程科目
△教育原論(Principles of Education)[9011]
4単位 尾高 進 准教授 [ 教員業績 JP EN ] 内山 宗昭 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい>
- 教育とはいったいなんだろうか?この問いに対する答えは、公式のように出てくるものではない。この授業では、教育に関する基礎的な知識を習得するとともに、様々な問題を考えることを通して、教育に対する考え方の緒をつかむことをねらいとする。
- <受講にあたっての前提条件>
- 教職課程履修登録者であること。
- <具体的な到達目標>
- 1)教育とは何か(理念)、および教育の歴史と思想について、その基本的な点について理解すること。
2)教育に関する社会的、制度的な事項の基礎的な点について理解すること。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. オリエンテーション
準備学習(復習):授業を振り返り、これまで受けてきた教育についての考えを整理する。
2. これまで受けてきた教育についての振り返り 準備学習(復習):授業を振り返り、他の受講者の考えを反芻するとともに、自分の考えを深める。
3. 教育の理念の始点としての育児 準備学習(復習):授業を振り返り、教育の理念の始点が育児にあることを理解する。
4. 教育の理念の終点としての入社式 準備学習(復習):授業を振り返り、教育の理念の終点が入社式(イニシエーション)にあることを理解する。
5.教育の本質とその意義 準備学習(復習):授業を振り返り、教育の本質とその意義についての考えを深める。
6.発達を規定する要因 準備学習(復習):授業を振り返り、発達を規定する要因として考えられてきたものにはどのようなものがあるか理解する。
7. 教育の歴史において発達はどのようにとらえられてきたか 準備学習(復習):授業を振り返り、教育の歴史において発達がどのようにとらえられてきたかを理解する。
8.子どもの発達における遊びの役割 準備学習(復習):授業を振り返り、また、自分の経験とも照らし合わせて、子どもの発達において遊びがどのような役割を果たしているかについての考えを深める。
9.近代以前の日本の教育史 準備学習(復習):授業を振り返り、近代以前の日本の教育史を概観する。
10.戦前の日本の教育史 準備学習(復習):授業を振り返り、戦前の日本の教育史を概観する。
11.戦後日本の教育史 準備学習(復習):授業を振り返り、戦後の日本の教育史を概観する。
12.学校の起源と教育思想 準備学習(復習):授業を振り返り、学校の起源と教育思想についての理解を深める。
13.近代公教育制度の成立と教育思想 準備学習(復習):授業を振り返り、近代公教育制度の成立における教育思想の役割について理解を深める。
14.学習内容の確認
15.社会における学校の役割 準備学習(復習):授業を振り返り、社会における学校の役割についての理解を深める。
16.授業で子どもに身につけさせるもの−学力 準備学習(復習):授業を振り返り、学力とは何かについての考えを深める。
17.身につけた学力を計測する−評価 準備学習(復習):授業を振り返り、評価という営みのもつ意味についての考えを深める。
18.生活学校か科学の学校か−教育課程とその類型 準備学習(復習):授業を振り返り、教育課程の典型的な類型についての理解を深める。
19.障害児教育とは何か−人間の発達ということを考える− 準備学習(復習):授業を振り返り、障害児教育を入り口として、人間の発達とは何かについての考えを深める。
20.道徳性の発達と教育−「人格の完成」との関わりで− 準備学習(復習):授業を振り返り、道徳性の発達とは何か、それが教育においてどういう意味をもつのかについての考えを深める。
21.学校の社会的責務としての進路指導 準備学習(復習):授業を振り返り、進路指導がもつ意味についての理解を深める。
22.学校経営・学級経営とはどういうことか 準備学習(復習):授業を振り返り、学校経営、学級経営とは何かについての理解を深める。
23.学校を設置する条件−学校設置基準と教材基準− 準備学習(復習):授業を振り返り、学校設置基準と教材基準についての理解を深める。
24.学校外の教育−社会教育 準備学習(復習):授業を振り返り、学校外の教育としての社会教育の特質を理解する。
25.教育法規の体系 準備学習(復習):授業を振り返り、教育法規についての理解を深める。
26.学校教育法にみる日本の学校体系 準備学習(復習):授業を振り返り、学校教育法における日本の学校体系についての理解を深める。
27.教員養成と教員に関する制度 準備学習(復習):授業を振り返り、教員養成と教員に関する制度についての理解を深める。
28.学習内容の確認
- <成績評価方法>
- <学生に対する評価>
学習成果の確認の方法は以下の通りである。1)夏休みに課す課題(30%)、2)後期に提出する課題(60%)、3)小テスト(10%)。以上3種類の課題を総合的に評価し、A+,A,B,C,D,Fの6段階評価でD以上の者に単位を与える。
- <教科書>
- 特になし。
- <参考書>
- 適宜、指示する。
- <オフィスアワー>
- 1)月曜日、11:05〜12:50、八王子校舎総合教育棟、1S-328(教職課程研究室)または1N-134(教職資料室)
2)授業の前後、教室または講師室にて 3)それ以外はメールで約束の上、対応します。 odaka@cc.kogakuin.ac.jp
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