2016年度工学院大学 第2部建築学科
△比較文化論A(Comparative Culture A)[3V04]
2単位 塚本 剛 非常勤講師
- <授業のねらい>
- 文化の特質を知るには、その文化の背景を深く考えることはもとより、他地域の異質な文化との比較が不可欠である。本講義では主に精神文化を取り上げ、検討する。あわせて、文化を論じるには不可欠な、文化財をめぐる諸問題についても考える。面白いことに文化財の問題についても地域ごとに異なった考え方が認められ、正に比較文化学的な視点が必要になるのだ。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特になし
- <具体的な到達目標>
- ・文化を相対化し、その淵源や様相を歴史的にとらえることができる。
・資料を批判的に検証するテキストクリティーク能力がつく。 ・自らの考えを多角的に練り上げ、これを論理的に文章化することができる。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1回 [ガイダンス]
授業の趣旨と内容について説明する。 第2回 [祭祀と儀礼(1)] 世界各地の祭祀と儀礼について、差異と共通性の原因を考える。 準備学習:高校までの学習の復習 第3回 [祭祀と儀礼(2)] 即位儀礼と祭祀 準備学習:上記に同じ 第4回 [祭祀と儀礼(3)] 農耕儀礼 準備学習:上記に同じ 第5回 [祭祀と儀礼(4)] 自然祭祀 準備学習:上記に同じ 第6回 [祭祀と儀礼(5)] 祖先祭祀と墓 準備学習:上記に同じ 第7回 [祭祀と儀礼(6)] 葬儀 準備学習:上記に同じ 第8回 [祭祀と儀礼(7)] 元服 準備学習:上記に同じ 第9回 [水利と生活(1)] 水をどのように利用してきたか、その背景と意義を学ぶ。 準備学習:上記と同じ 第10回 [水利と生活(2)] 同上 準備学習:上記と同じ 第11回 [制度と社会(1)] 政治制度と社会制度とは何なのか。その実態と背景について学ぶ。 準備学習:上記と同じ 第12回 [制度と社会(2)] 制度と自由について 準備学習:上記と同じ 第13回 [制度と社会(3)] 制度と権利について 準備学習:上記と同じ
第14回 [学習成果の確認]授業内試験 講義のまとめ 準備学習:上記と同じ
- <成績評価方法>
- 授業内試験である。毎回授業にきちんと出席することが、単位取得の大前提である。学期末の筆記試験(7割)と、講義中の討論、質問、提出物を含む平常点(3割)を総合的に評価し、60点以上の者に単位を認める。
- <教科書>
- 指定教科書なし。授業に必要な資料は、プリントで配布する。
- <参考書>
- 『文化史とは何か』ピーター・バーク著、2008年、法政大学出版局
- <オフィスアワー>
- 講義終了後の教室、または講師控え室にて対応する。
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