△身体・運動科学演習（Exercise in Physical Fitness and Sport Science）[0033]

＜授業のねらい＞

運動やスポーツの実践を通して、人間にとってファンダメンタルな欲求の充足を図り、低下した体力の早期回復とともに健全な心身の獲得を目指す。また折に触れて身体・運動・健康等に関する最新の知識を学んだり、自らが健康なライフスタイルを設計し、実践することのできる自己管理能力を養う。

＜受講にあたっての前提条件＞

４月に大学が実施する定期健康診断を受診する。
運動に適した服装、運動靴を準備する。

＜具体的な到達目標＞

１． スポーツ種目、身体調整種目の実践を通じて、身体的・精神的な能力を活性化し、かつその維持（回復）及び増進を図ることを目指す。
２． 自己の健康や体力・運動能力の現状を分析し、身体や身体運動に関する科学的な知識や運動処方等を学習することによって、身体のコンディショニングや健康・体力づくりの足場を築く。
３． ダイナミックな対人交流を余儀なくされるスポーツ活動を通じて、対人コミュニケーション能力や実践行動力を培い、主体的に大学生活を享受するための基盤を築く。
４． 自己疎外に陥りやすい「ＩＴ時代」にあって、ゆっくりと自己をみつめ、身心を調整、安定化する手段を身につけられるようにする。
５． 健康なライフスタイルを設計し、実践できる自己管理能力の獲得を目指す。
　上記ねらいを達成するためには継続的な実践活動が不可欠である。各種目ごとに示された実践目標に到達すると共に健康なライフスタイル設計をレポート等に示すことが求められる。

＜授業計画及び準備学習＞

前・後期それぞれに開講される種目を通し実践を主体に展開される科目であるが、スポーツ科学や健康科学に基づく理論学習を適宜おりまぜて行われる。
内容（実施時間の目安）
１．「身体・運動科学演習」のねらいや授業計画、種目のガイダンス（2時間）
２．　選択種目の導入：からだのほぐしと身のこなし方の習得、学生同士のコミュニケーションの深まり、種目成立の文化的背景の理解　（４時間）
３．選択種目の基本動作と技術の習得（個人的な動作）　（４時間）
４．選択種目の発展動作と技能の習熟（スムーズな連続動作）　（４時間）
５．選択種目を通した心身のコンディショニング、ならびに健康の自己管理能力を習得　（１４時間）
６．課題作成およびコンディショニングに関する自己評価、まとめ　（２時間）

＜運動種目＞　（週１回　時間割指定）
　　卓球、ボディワークなど。

＜成績評価方法＞

「実践活動」４０点。「知識・技能習得・積極性・協調性」６０点で採点し、６０点以上を合格とする。
演習科目として実践活動を重視するので、（半期）４回以上欠席した場合は評価しない。

＜教科書＞

指定教科書なし。

＜参考書＞

指定教科書なし。

＜オフィスアワー＞

月、木、土の各曜日に新宿校舎高層棟2717保健体育科事務室へ連絡または来室して下さい。
（11:00-18:00） tel:03-3340-2443

＜学生へのメッセージ＞

＊入学時の４月ガイダンスで履修に関する方法および授業計画を説明します。
また授業第１週に履修種目コースを決定するので必ず出席して下さい。