2016年度工学院大学 第2部建築学科

設備計画(Building Equipment Design)[4V08]

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2単位
西川 豊宏 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<授業のねらい>
設備計画の実務について教科書を基に解説する。
設備を専攻する学生はもちろん、計画、意匠、構造、施工などを志望する学生にも必要とされる設備に関する知識の習得を目的とする。

<受講にあたっての前提条件>
特に無し

<具体的な到達目標>
(1)建築と建築設備のかかわりが理解され、その技術的要件が整理されていること。
(2)建築設備の役割と重要性について理解できること。
(3)建築と地球環境のかかわりについて理解できること。

<授業計画及び準備学習>
第1回・オリエンテーション
    (授業計画と学習の進め方について・建築意匠と設備の融合事例の紹介)
第2回・建築のパッシブデザイン
    (省エネルギーのアクティブ、パッシブ手法を理解する・事前学習:教科書P18〜46を通読する)
第3回・室内空間の熱環境と空気質
    (居住者にとっての温熱環境と空気質とは何かを学ぶ・事前学習:教科書P47〜54を通読する)
第4回・室内空間の空調設備計画
    (建物の空気調和熱負荷に関する基礎知識を学ぶ・事前学習:教科書P55〜65を通読する)
第5回・建物の空調設備計画−1
    (空気調和システムの仕組みや特徴を理解する・事前学習:教科書P66〜82を通読する)
第6回・建物の空調設備計画−2
    (空調とデザインの統合とは何かを学ぶ・授業内試験・レポート課題出題・事前学習:第1〜5週の復習を行う)
第7回・建物の衛生設備計画−1
    (給水設備の基礎を学ぶ・事前学習:教科書P84〜101を通読する)
第8回・建物の衛生設備計画−2
    (排水通気設備の基礎を学ぶ・事前学習:教科書P102〜114を通読する)
第9回・水環境と光環境のデザイン
    (建築にかかわる光環境の実際について学ぶ・事前学習:教科書P116〜142を通読する)
第10回・建物の電力供給と情報通信
    (建物の電気・情報通信設備について学ぶ・事前学習:教科書P144〜156を通読する)
第11回・建築・設備のマネジメント
    (建築設備の視点から建物管理について考える・事前学習:教科書P158〜192を通読する)
第12回・地球環境問題から見た建築
    (地球環境と建築との関係について何かを考える・授業内試験・レポート課題出題・事前学習:教科書P194〜225を通読する)
第13回・環境にやさしい建築の事例
    (事前学習:教科書P2〜16を再読し、復習する)
第14回・学習内容の振り返り、課題の返却
    (理解度考査試験とレポート課題のレビューを行い、未習熟部分を特定する)

<成績評価方法>
授業内試験(20点×2回)とレポート課題(30点×2回)を行い、合計の60点以上の得点をもって合格とする。
定期試験は実施しない。

<教科書>
建築環境のデザインと設備[第二版] 藤井修二 他(市ヶ谷出版社)

<参考書>
空気調和設備 計画設計の実務の知識(改定3版) 空気調和・衛生工学会編(オーム社)
給排水衛生設備 計画設計の実務の知識(改定3版) 空気調和・衛生工学会編(オーム社)

<オフィスアワー>
■新宿校舎(A-2413)
火曜日(通年) 12:50-13:40
木曜日(前期) 18:00-19:30
金曜日(後期) 13:40-15:25


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