2016年度工学院大学 第2部建築学科
都市デザイン(Urban Design)[2V06]
2単位 阿部 俊彦 非常勤講師
- <授業のねらい>
- 成長時代から人口減少・高齢化・縮退・ポスト震災といった社会状況が変化する中で、まちづくりの課題や手法も多様化している。住民や市民が多様な主体と協働で都市空間を創造する新たなまちづくりを知り、それを実現するための都市デザインの実践手法を学習する。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特になし
- <具体的な到達目標>
- 現代都市における多様な価値観とライフスタイル(=生活像)を提案すること、魅力的かつ安全な都市空間や都市景観(=空間像)をデザインすること、そしてそれを実現するための法制度・ファイナンス・事業の仕組み(=社会像)をつくること。これらの3つのスキルを学習し、地域社会に貢献する都市デザインの専門家となるための基礎的知識を習得することができる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.ガイダンス:都市デザインの仕事とは?
2.国内・海外の都市デザインの思想と事例 3.集まって住むデザイン 4.環境都市デザイン 5.街並み保全と路地の再生 6.地方都市中心市街地の再生 7.リノベーション・空き家・空き地の活用 8.参加のデザイン手法・ワークショップ 9.ディスカッションその1 ※小テスト「魅力あるまちとは?」 10.東日本大震災の復興デザイン 気仙沼その1 11.東日本大震災の復興デザイン 気仙沼その2 12.大震災に備える事前復興まちづくり 13.ディスカッションその2(1) ※期末レポート「都市デザインの展望」 14.ディスカッションその2(2) ※期末レポート「都市デザインの展望」
- <成績評価方法>
- 原則として期末のレポート課題の評価を約70%、小テストを約30%で評価する。60点以上を合格とする。
- <教科書>
- 指定教科書なし
- <参考書>
- 「コンパクト建築設計資料集成 都市再生」日本建築学会編(丸善出版)
「図説 都市デザインの進め方」佐藤滋他(丸善出版) 「まちづくり市民事業」佐藤滋、阿部俊彦他(学芸出版社) 「震災後に考える〜東日本大震災と向きあう92の分析と提言」(早稲田大学出版部) 「季刊まちづくり32号、34号、37号(東日本大震災の復興関連)」(学芸出版社)
- <オフィスアワー>
- Eメール t.abe@smdw.jp
個別に相談がある場合は、メールまたは授業後に申し出てください。
- <学生へのメッセージ>
- 休みの日には、講義で紹介したいくつかの都市デザインの事例の現場に行き、魅力的なまちが生まれている理由を発見してほしい。
- <参考ホームページアドレス>
- 設計事務所ホームページ http://www.smdw.co.jp/index.html
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