2016年度工学院大学 先進工学部機械理工学科
△機械製図(Mechanical Drawing)[4G31]
1単位 堀内 邦雄 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | ○ | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 「モノづくり」の基準となる製図法を習得し、設計力と読図力の基礎を身につける。
1. 立体の投影図を通じて空間的、立体的観念を養成する。 2. 機械要素と製図の基礎及び表示ルールを習得する。 3. 手書き製図演習により基礎的な製図技術を身に付け、製品を図面で表現する能力を養成する。 4. 作図をとおして綿密な作業方法を養成する。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特に条件はありません。
- <具体的な到達目標>
- 1. 製図の基本的事項,表示ルールが理解できる
2. 製品を図面で表現できる 3. 図面の内容を立体的に表現できる
- <授業計画及び準備学習>
- 授業毎前半を機械要素・製図法等の講義、後半に製図演習を行う。
1. ガイダンス、図面の機能、目的と特質、規格。演習「製図用具の使用法」。03-206製図演習室 ・予習:教科書のP2〜P5を確認しておく/復習:演習の線種と図を完成させる。 2. 線の種類と表示法、投影法、図形の表し方。演習「ブロック」 ・予習:教科書のP5〜P15を確認しておく/復習: ブロックを完成させる。 3. 寸法表示、寸法精度、加工法。演習「六角ボルト・六角ナット」 ・予習:教科書のP15〜P26を確認しておく/復習: 六角ボルト・六角ナットを完成させる。 4. はめあい、表面荒さ。演習「段付きシャフト」 ・予習:教科書のP27〜P38を確認しておく/復習: 段付きシャフトを完成させる。 5. 歯車、ばね。演習「歯車」 ・予習:教科書のP64〜P67を確認しておく/復習: 歯車を完成させる。 6. 学習成果の確認(1)。演習「最終製図課題」 ・予習:教科書全体を読み直す/復習:製図内容を教科書で見直す。 7. 学習成果の確認(2)。「最終製図課題」 ・予習:製図課題の立体スケッチを描く/復習:製図内容を教科書で見直す。
- <成績評価方法>
- 授業毎の演習製図50点、最終製図課題50点とし60点以上を合格とする。ただし、最終製図課題は実技試験として行うため出席して提出しないと不合格となる。
- <教科書>
- JISにもとづく標準機械製図集第7版:北郷薫監修、オーム社
- <参考書>
- JIS機械製図法第6版:有吉省吾、竹之内和樹著、朝倉書店
機械製図マニュアル第4班:桑田浩志、徳岡直靜、日本規格協会
- <オフィスアワー>
- 木曜日9:00〜11:00、八王子校舎04-807
- <学生へのメッセージ>
- 図面は、エンジニアにとって「モノづくり」世界共通の表現法です。暗算ができなくとも電卓で計算ができるのと同様、CADの進歩普及により作図の自動化や効率化は進みましたが、設計者には鉛筆で自分の頭の中(企画構想)を見える化(図面化)できる事が求められます。製図のルールを習得し、立体を平面図に、また平面図から立体形状をイメージできる力(立体観念)を身につけて、エンジニアにとって最大の喜びである「無から有を生み出す」表現法を学んでください。
- <備 考>
- 授業履修のために、独式大コンパス三本組、シャープペン(0.5と0.3のB芯)、消しゴム、字消し板、
円のテンプレート大、ドラフティングテープ、中心器の持参が必要です。生協で購入してください。 ドラフターを使用するため、定規、三角定規は必須ではありません。
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