2016年度工学院大学 先進工学部機械理工学科

工業力学3(Engineering Mechanics 3)[4A37]

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2単位
中島 幸雄 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
金 哲 夫 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
先進工学部機械理工学科の学生として、世界の共通語である英語の力学用語を使いこなせるようになるために、英語の教科書を使用する。今後の専門科目の授業を理解するために必要な力学に関わる基礎事項について「工業力学T、U」の理解を深めてさらに発展させる。本科目は大学1年生時に今後の専門科目の授業を理解するために必要な力学の基礎知識を身につけることをねらいとする。授業形態は講義と演習・小テストを交互に行う。

<受講にあたっての前提条件>
本科目では、「工業力学T、U」履修程度の知識を前提とする。

<具体的な到達目標>
1)運動方程式を使った定式化を理解する。
2)仕事と運動エネルギー、ポテンシャルの概念を理解する。

<授業計画及び準備学習>
第1週: Polar/cylindrical coordinates (kinematics), Relative motion
準備学習 教科書の3.1, 3.2節を予習する。演習(Example 11-1から11-4) Homework (11-1から11-3)

第2週:Force, mass and acceleration, Newton’s second law
準備学習 教科書の3.3節を予習する。演習(Example 12-1から12-2) Homework (12-1から12-4)

第3週:Force, mass and acceleration, Newton’s second law (continued)
準備学習 教科書の3.4節を予習する。演習(Example 13-1から13-2) Homework (13-1から13-3)

第4週:Energy method
準備学習 教科書の3.4節を予習する。演習(Example 14-1から14-2) Homework (14-1から14-4)

第5週:Conservation of energy
準備学習 教科書の3.4節を予習する。演習(Example 15-1) Homework (15-1から15-2)

第6週:Momentum method
準備学習 教科書の3.5節を予習する。

第7週:−1限目−Exam
2限目−Explanation of Exam 、学習内容の振り返り

<成績評価方法>
テスト(Exam):70%
演習、宿題(Exercise、 homework):15%
小テスト(授業中に実施):15%
上記合計がグレードD以上の者に単位を認める
全講義日数の3分の1以上(3回以上)欠席した場合は受講放棄と見なし一切の成績評価をしない
演習の時間に終わらない演習問題は宿題とする(宿題は次回の授業の開始前に提出すること、遅延の提出は減点する)

<教科書>
Statics and Dynamics (生協で購入のこと)

<参考書>
 −「工学のための力学」 ベアー/ジョンストン、ブレイン図書出版、508.R41(図書館)
  −「よくわかる工業数学」 萩原義彦、501.H14ア(図書館)
  −「詳細 工業力学」 入江敏博、理工学社(生協)
  −Engineering Mechanics: Statics & Dynamics (5th Edition)、Bedford and Fowler、Prentice Hall

<オフィスアワー>
木曜日:16:00以降(04−804室)

<学生へのメッセージ>
力学の基本的な事柄をしっかり理解しあらゆる場面で応用が利くようにすることがポイントです。外国の人は「なぜこんな簡単なことを質問するの?」と思われることでも、平気で質問します。今後海外で活躍するには質問力も重要ですので、わからないことは授業中に質問するか学習支援センターで解決してください。「聞くは一時の恥、聞かぬは末代の恥」 と祖母が良く言っていたのを思い出します。

<備 考>
小テストで計算機を使用するので、中間/期末テストはもちろん授業にも持参のこと。


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