2016年度工学院大学 先進工学部機械理工学科

機械加工実習(Practice of Machine Work)[3G45]

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1単位
武沢 英樹 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
工業製品は各種加工法により成形された部品を組み合わせて完成しています.その,各種加工法の基本となる機械加工ならびに特殊加工の基本を,実際に自分の手で体験し理解することを本授業のねらいとしています.
各種加工法の特徴を知った上で製品設計や開発を行うことができれば,より競争力の高い製品をつくりだすことが可能となります.

<受講にあたっての前提条件>
特に授業科目の取得前提はありませんが,「工業力学1,2」を履修しておくと加工時に生じる力の関係が理解でき,加工現象をより深く理解することが可能となる.

<具体的な到達目標>
ものつくりの基本である各種機械加工法の基本および安全確保に関する考え方とその実践方法につい学ぶ.

<授業計画及び準備学習>
1週目
履修上の注意事項,安全教育の実施ならびにグループ分けとスケジュールの確認.

2週目以降は以下6項目の内容をグループごとに入れ替えて実習を行う.
旋盤加工その1:円筒形工作物の形状加工が得意な汎用旋盤の基本を理解する.

3週目
旋盤加工その2:旋盤加工における高度な加工法を理解する.

4週目
フライス加工:板形状,ブロック形状の各種形状加工が可能なフライス加工の基本を理解する.

5週目
ドリル加工ならびに各種手動工具による加工:
穴加工が可能なドリル加工機の使い方,ベルトサンダーやグラインダーなど各種加工法を理解する.

6週目
放電加工:型彫放電加工およびワイヤ放電加工の基本を理解する.

7週目
精密計測:形状加工後の寸法評価を行うための各種計測法を理解する.

<成績評価方法>
6項目の実習に対して,すべての出席を前提とする.各実習において課されたレポートもすべて提出すること.それらのレポートの平均点により評価し,Grade D以上の者に単位を認める.
演習に対する取り組み姿勢や演習中の態度も考慮される場合もあるので注意すること.

<教科書>
授業時に配布するプリントを参照すること.

<参考書>
指定参考書なし

<オフィスアワー>
木,金曜日:八王子 4号館851室 お昼の時間
上記時間外でも随時質問を受け付けます.ただし,その場合は事前にメールにて時間調整をしてください.(e-mail : htake[@]cc.kogakuin.ac.jp [@] → @ に変換).jp

<学生へのメッセージ>
工作機械を使った実習となります.一歩間違えば大きなけがが発生することとなります.
授業中は担当教員の安全に対する指示をよく聞いて,決してふざけたりしないでください.
安全に実習を終えることがまずは大切です.

<備 考>
(1) 遅刻・欠席の扱い(重要):特別な理由がない限り,2回以上の欠席で履修放棄と見なします.
・授業開始5分前には所定の教室で着席して下さい.受講者の安全上の観点から遅刻は一切認めていません.
・病気などのやむを得ない事情による欠席した場合は,回復し登校後すみやかに証明する書類をつけて,武沢まで提出してください.
・クラブの試合などによる欠席する学生は,予定が確定次第すみやかに武沢に連絡してください.

(2)安全上の観点から,指導教員の指示に必ず従って下さい.
 加工演習や実習は安全を全てに優先します.時間の途中から受講することや演習時間中に自分勝手に振舞うことは,事故につながる場合があります.安全上の観点から,教員の指示に従わない学生や受講態度が著しく悪く,危険行為に対して注意しても守らない学生には,指導教員から退室を命ずる場合があります.


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