2016年度工学院大学 先進工学部機械理工学科

CAD2(CAD II)[2A29]

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1単位
中山 良一 特別専任教授  [ 教員業績  JP  EN ]
高屋 真二 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
立体図形を把握する能力、機械設計力、読図力および機械創造力を持って、三次元CADの使用法の基本を学び、各自が機械設計を行える能力を獲得する。特に、機械設計のポイントである部材に働く応力やその分布を確認しながら適切な材料を選択しながら、目的とする設計を実現する手法を三次元CADを通じて学習する。各自が簡単な機械設計ができること。
3年次以降の実践的な科目において三次元CADを実際的に適用できる基礎を学ぶ。三次元CADの理解を深めるため演習を実施し、演習課題の提出を求めるので全出席を 前提とする。 なお、三次元CADソフトとして「Solid Works」を用いる。

<受講にあたっての前提条件>
機械設計の内容を習得しておくことおよびCAD1を習得しておくことが前提である。

<具体的な到達目標>
1. モノを作りあげるための基本的な図面を作成できること。
2. 三次元CADによる設計の基本を理解すること。
3. 三次元CADの利用法(構造/機構解析)を学び理解し、モノを三次元で作成・構築して、その二次元の基本的図面および部品図が作成でき、仕様機能評価ができること。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス、概要、Solid Works基本操作の復習説明
2.パンタグラフ式ジャッキの設計仕様と構成部品の説明と部品モデル作成
3.パンタグラフ式ジャッキアセンブリ作成
4.Simulation構造解析、応力解析とジャッキの応力評価   
5.Simulation構造解析事例紹介と設計課題演習
6.設計課題演習
7.総合演習および学習成果の確認
 準備学習:授業ごとに演習を行い、授業の始めには、前回行った演習の解説と復習を行う。授業終了時には、次回行う演習課題の説明をするので、配付資料、参考書などを参考に解説を読んで予習しておくこと。

<成績評価方法>
1)授業毎の演習課題またはレポート計3回×各10点=30点(ただし、提出期限を過ぎたものは、一律3点を減点する)
2)最終課題として実施する総合演習は100点とする
以上の合計点数130点を100点満点へ変換して成績とし、60点以上を合格とする。なお、演習科目であり出席していることを前提として、授業中の演習課題点の合計が60%以上でかつ総合演習を受講している場合は再試験を行う。ただし、再試験の該当者は教員が掲示した学生のみとする。

<教科書>
「指定する教科書はなし」、授業にて配付資料を用いる。

<参考書>
『3次元CAD・CAE・CAMを活用した創造的な機械設計―SolidWorksを活用した設計・製作』 金沢大学設計教育グループ著 日刊工業新聞社
『3次元CAEツールによるSolidWorksアドオン解析ツール利用入門』 金田徹著 技術評論社

<オフィスアワー>
八王子校舎 17号館1階101号室:火曜日13:30-15:00、質問は授業中にも受け付ける
メールでの問い合せも可能です、gt13293@ns.kogakuin.ac.jpへ連絡下さい。

<学生へのメッセージ>
成績評価は、都度の課題提出内容および総合演習と合わせて判断して最終評価とする。
特に、演習授業の性格上、毎回の出席を原則とする。
機械系エンジニアとしての基礎的知識として、3次元CADを利用するための入門編であり、各自がツールを利用して技量を向上させて、使いこなせる様になって下さい。


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