2016年度工学院大学 先進工学部機械理工学科

経済学A(Economics A)[1G48]

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2単位
平岩 幸弘 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/10/27

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
本講義では、経済学の基礎知識を学習することを通じて、経済学的な考え方を理解してもらうことを目的とする。ミクロ経済学、マクロ経済学の初歩的な理論を解説しつつ、合わせて現実の日本・世界経済および最近の経済問題などを紹介していく。

<受講にあたっての前提条件>
簡単な微分計算ができること。

<具体的な到達目標>
・市場メカニズム(需要・供給曲線、余剰概念等)の考え方を用いて、現実の様々な市場の動きを理解し、説明することができる。
・マクロ経済指標から、一国全体の経済規模や景気動向、経済政策について理解し、説明することができる。
・経済学の初歩的な計算問題(公務員試験等)を解くことができる。

<授業計画及び準備学習>
1. イントロダクション:
  「経済」とは/「経済学」とは/経済を構成する要素/経済学の考え方/本講義の進め方と試験について
2. ミクロ経済学の概要:
  需要曲線と供給曲線/市場における調整機能
  準備学習:レジュメ、資料、ノートによる復習。
3. 消費者の行動と需要曲線(1):
  効用関数/無差別曲線と限界代替率/予算制約
  準備学習:レジュメ、資料、ノートによる復習。
4. 消費者の行動と需要曲線(2):
  予算制約/効用最大化
  準備学習:レジュメ、資料、ノートによる復習。
5. 消費者の行動と需要曲線(3):
  所得と価格の変化/需要関数
  準備学習:レジュメ、資料、ノートによる復習。練習問題(翌週以降、課題をやってきた者にのみ解答を提示)。
6. 生産者の行動と供給曲線(1):
  費用関数/限界費用と平均費用
  準備学習:レジュメ、資料、ノートによる復習。
7. 生産者の行動と供給曲線(2):
  利潤最大化/供給曲線
  準備学習:レジュメ、資料、ノートによる復習。練習問題(翌週以降、課題をやってきた者にのみ解答を提示)。
8. 資源配分の効率性:
  消費者余剰/生産者余剰/社会的総余剰
  準備学習:レジュメ、資料、ノートによる復習。
9. マクロ経済学の概要:
  一国全体の経済をどう捉えるか/様々な経済政策/戦後の日本経済の歩み
  準備学習:レジュメ、資料、ノートによる復習。
10. 国内総生産(GDP)を理解する(1):
 ・GDP(国内総生産)の定義/三面等価の原則
11. 国内総生産(GDP)を理解する(2):
  GDPはどう決まるのか/名目GDPと実質GDP/GDPデフレーター
  準備学習:レジュメ、資料、ノートによる復習。
12. 有効需要の原理:
  有効需要とは何か/マクロ経済政策について
  準備学習:レジュメ、資料、ノートによる復習。
13. 景気の動き:
  景気とは何か/なぜ景気は変動するのか/景気循環の種類/経済成長と循環
  準備学習:レジュメ、資料、ノートによる復習。
14. この講義のまとめ:
  準備学習:レジュメ、資料、ノートによる復習。

<成績評価方法>
期末試験(100点満点)で評価し、60点以上の者に単位を認める。定期試験期間に実施する。

<教科書>
特に指定なし。

<参考書>
講義中に適宜紹介する。

<オフィスアワー>
講義終了後、教室および教員控え室にて受け付ける。

<学生へのメッセージ>
・講義後の復習に重点を置くこと。
・講義後にリアクションペーパー(任意)を提出してもらい、翌週の講義の冒頭で解説する。
・新聞記事などを用いて、経済の時事問題についても適宜紹介・解説する。


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